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日本の酪農家 が1万戸割れ

共同通信PRワイヤー / 2024年12月2日 14時22分

■牛乳等を月1回以上購入している生活者の98.0%が「国産の新鮮な牛乳が飲める環境を維持したい」、97.3%が「日本の酪農家を応援したい」、91.1%が「日本の酪農の生産基盤を維持するために、消費者として支援する行動をしたい」と回答。


<調査概要>


【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412020924-O10-tH1MD2qB


 

日本国内の酪農家の戸数※の推移(※)指定団体で受託している酪農家の戸数

■2024(令和6)年10月、日本国内の酪農家は1万戸割れ 一般社団法人中央酪農会議(所在地:東京都千代田区)は、指定団体で受託している酪農家の戸数を集計した結果、2024年10月に初めて10,000戸を割り、9,960戸にまで減少しています[図1]。


【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412020924-O2-DK1mXWgx


下記は指定団体の受託農家戸数の前年同月比増減率です。2022(令和4)年以降に、酪農家戸数の減少が加速していることがわかります[図2]。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412020924-O3-HwjszHqF


 日本の酪農家の経営状況に関する調査

■ 日本の酪農家の8割が経営環境の悪さを回答。要因は「円安」「原油高」「ウクライナ情勢」 

 現在、酪農業を営んでいる全国の酪農家236人を対象に、経営状況に関する緊急調査を行いました。現在の酪農経営の環境を聞くと、半数が「とても悪い」(50.0%)、33.1%が「まあ悪い」と答え、酪農家の83.1%が経営環境が「悪い」と感じています[図3]。経営環境が悪いと感じる196人に、悪い影響を与えている要因を聞くと、「円安」(91.8%)が最も多く、次いで「原油高」(68.4%)、「ウクライナ情勢」(67.9%)が挙がりました[図4]。


【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412020924-O5-qkgy422L

■コスト高・収入減の厳しい経営環境。酪農家の6割が「赤字」、半数が「離農」を検討

酪農家の98.7%が「上昇している生産コスト」、 96.2%が「減少している収入」があると回答[図5]。上昇を感じる生産コストでは、「濃厚飼料費(配合飼料等)」(94.4%)、「農機具費」(86.7%)、「光熱水料・動力費」(81.1%)等、減少を感じる収入は「牛販売の収入」(95.2%)等が挙がっています[図6] 。2024年9月の経営状況を聞くと58.9%が「赤字」でした[図7]。このような厳しい環境の下、酪農家の約半数が離農を考えることがある(47.9%)と答えています[図8]。

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