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磁性元素を含む新しい超伝導体を発見! ~学生実験の自由テーマの中で発見された超伝導体~

共同通信PRワイヤー / 2024年12月12日 14時0分


[6]鉄系超伝導体

2008年に日本で発見された高温超伝導体であり、FeAs層やFeSe層などを含む層状化合物である。バルク物質の最高転移温度は58 Kであり、薄膜試料では100 Kの転移温度が観測された報告もある。


[7]ニッケル系酸化物

銅酸化物系高温超伝導体と類似の層状構造を持つ酸化物の総称であり、高圧下ではあるが80 K級の高温超伝導がごく最近報告された。


[8]アーク溶解炉

アーク放電を生じさせ、金属試料を溶解し反応させる炉。実験は不活性ガスであるアルゴン雰囲気中で行う。


[9] X線回折

物質中の結晶構造をX線によって分析する手法。原子配列の周期を表す格子定数(aやc)を評価することができる。本研究ではX線が入射角 θ で試料に入射し、試料面に対して2 θ 方向の検出器で分析する θ -2 θ 法を用いた。


[10]非従来型超伝導機構

多くの超伝導体は格子振動を媒介に電子対を形成し、超伝導状態を発現する。この格子振動による機構を従来型超伝導機構とよぶ。一方、銅酸化物系や鉄系の高温超伝導体では、磁性(スピン)の揺らぎを媒介とした機構が知られており、非従来型超伝導機構と呼ぶ。


 

(論文情報)

タイトル:Superconducting properties and electronic structure of CuAl2-Type transition-metal zirconide Fe1-xNixZr2

著者:Ryunosuke Shimada, Yuto Watanabe, Lorenzo Tortora, Giovanni Tomassucci, Muammer Yasin Hacisalihoglu, Hiroto Arima, Aichi Yamashita, Akira Miura, Chikako Moriyoshi, Naurang L. Saini, Yoshikazu Mizuguchi(責任著者)

掲載誌、巻、頁:Journal of Alloys and Compounds、1010、177442 (2025)

DOI: 10.1016/j.jallcom.2024.177442


 


関連URL:https://kyodonewsprwire.jp/release/202412101425

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。詳細は上記URLを参照下さい。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

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