風邪・インフルエンザにかかってしまった! 重症化させないためには?
共同通信PRワイヤー / 2024年12月11日 10時0分
【医師監修】感染症を早く治すためにできること
風邪やインフルエンザの流行シーズン。まずは罹らないように予防すべきですが、感染してしまった場合は、なるべく重症化するのを避けたいものです。
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2024年11月に大正製薬株式会社が、全国の20代以上の男女1000名を対象に「風邪やインフルエンザに感染したときに重症化させないためにしていること」を聞いたところ、多い順に「病院に行き、処方薬をもらう」(449人)、「水分を多めに摂る」(418人)、「身体を温める」(328人)、「経口補水液やスポーツドリンクを飲む」(244人)、「消化に悪いものを食べない」(204人)、「運動を控える」(188人)、「栄養ドリンクを飲む」(164人)という回答でした。
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いざ感染してしまった際に重症化させないために有効な対策の正解とは?
感染症に詳しい内科医の久住英二先生に感染症を重症化させないための対策を伺います。
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【監修】内科医・血液専門医 久住英二先生
立川パークスクリニック院長。1999年新潟大学医学部卒業。内科医、とくに血液内科と旅行医学が専門。虎の門病院で初期研修ののち、白血病など血液のがんを治療する専門医を取得。血液の病気をはじめ、感染症やワクチン、海外での病気にも詳しい。
感染時に免疫系統が正常にはたらくか否か? その差は、『慢性炎症』の差
「いざという時の免疫力」を発揮するには、体内のところどころで起こっている『慢性炎症』を日頃から抑えておくことが鍵です。
慢性炎症とは、感染症や外傷に対する一時的な急性炎症とは異なり、病原体や炎症の原因が排除された後も体内で長期間続く低レベルの炎症です。糖尿病、高血圧、COPD(慢性閉塞性肺疾患)や喘息、慢性腎臓病、がんなどの基礎疾患や、肥満、運動不足、睡眠不足、腸内細菌の異常、老化などによって起こる体内の細胞ダメージが、免疫システムの働きを狂わせている状態のことです。老化した細胞も「老化関連分泌現象(SASP)」と呼ばれる状態で、免疫細胞が炎症性分子を放出し続けて体にダメージを与えています。
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