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風邪・インフルエンザにかかってしまった! 重症化させないためには?

共同通信PRワイヤー / 2024年12月11日 10時0分


さらにタウリンには細胞の抗酸化作用や保護効果もあり、体内の様々な臓器の慢性炎症を抑制してくれることもわかっています。




乳酸菌や食物繊維など、平常時の腸活フードの摂り方にも注意

腸内環境を整えるためのふだんの腸活では、ヨーグルトなどの乳酸菌を含む食品や食物繊維が有効ですが、感染症罹患時は、胃腸の働きが低下していることもあり、注意が必要です。


日本人を含む多くの成人は、乳糖を分解する酵素(ラクターゼ)の分泌が十分でないため乳糖を消化しづらい場合があり、感染症罹患時の胃腸が弱っている際は、この問題がさらに顕著になり、下痢やガスの発生を引き起こす可能性があります。乳酸菌を摂取する場合は、乳糖を含まない発酵食品(乳糖ゼロのヨーグルトやお漬物など)を選ぶのが良いでしょう。


また、消化されない食物繊維が腸内に多量に存在すると、腸の動きが不規則になり、腸管の疲労を増大させます。感染症罹患時は、りんごやバナナに含まれるペクチンなどの水溶性食物繊維であれば刺激の少ない整腸作用が期待できます。よく煮込んだ野菜スープも、腸への負担が少ないです。水溶性食物繊維のβ-グルカンを含む大麦や全キノコ類を煮込んで柔らかくして食物繊維を摂るのも良いでしょう。




エネルギー代謝を助けるビタミンB群

感染症の際、体は病原体と戦うために多くのエネルギーを消費します。ビタミンB群(特にB1、B2、B6)は、炭水化物や脂肪、たんぱく質の代謝を助け、エルギーを効率よく供給することに役立ちます。


ビタミンB6は免疫細胞の生成や抗体の産生に不可欠。また、ビタミンB12は赤血球の生成を助け、酸素を体中に運ぶことで回復を促進すると言われます。


豚肉(特に赤身)、魚介類(特に貝類)、卵、葉物野菜(ビタミンB6が豊富)を、おじややスープなど、消化に良い調理法で取り入れてみてください。




免疫細胞や抗体の材料になるたんぱく質

感染症に罹患すると、体は免疫細胞を新たに作り出して病原体と戦います。その主要な材料がたんぱく質です。卵、鶏肉(ささみやむね肉)、魚(タラ、ヒラメなどの白身魚)、大豆製品(豆腐)など。




2. 血流とリンパの流れを促進

免疫細胞が効率よく全身を巡って炎症に働きかけるには、血流とリンパの流れを促進することが重要です。


感染症罹患時も、無理のない範囲で身体をストレッチする、自宅の中を軽く歩行するなどをして、血液循環を改善することが、免疫細胞の活性化を助けます。また、入浴で体を温めることでも血流が促進され、免疫力が向上します。免疫細胞が最も活性化する体温は37~38℃程度とされているので、体力的に余裕があれば、38~40℃のお湯に浸かって身体を温めるのはおすすめです。ただ、感染症罹患時で、体調が辛い場合は無理に入浴せず、入浴を控える、ないしは清潔を保つためにサッとシャワーで済ませるなどで速やかに就寝するようにしましょう。必ず汗をよく拭き、髪を乾かして身体を冷やさないようにしましょう。

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