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ウェールズ&日本 両国の関係強化を目指す取り組み「Wales and Japan 2025」が開幕

共同通信PRワイヤー / 2025年1月9日 17時0分


 ウェールズへの投資50周年を祝うもう一つの日本企業はパナソニックです。12月、駐英日本大使の鈴木浩氏は、ウェールズの首都カーディフにおいて稼働する同社の最新の2000万ポンド規模のグリーンエネルギープロジェクトを発表しました。これは、地元で生産されたグリーン水素を使用し、パナソニックの工場全体を100%再生可能エネルギーで稼働させるという、日本国外で初めての試みです。ウェールズのエルネッド・モーガン首席大臣は次のように述べました。

「パナソニックの決定は、次世代のために未来を守ることに尽力し、世界的に責任ある国家としてのウェールズを目指す私たちのビジョンと一致しています」


 住友精密工業(SPP)は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems:微小電気機械システム)の著しい成長を可能にした革新的技術、DRIE(Deep Reactive Ion Etching:深堀り加工装置)の開発と商業化において、ウェールズにある子会社のSurface Technology Systems(STS)を統括している。この技術により、自動車分野ではエアバッグ用加速度センサー、安定化用ジャイロセンサー、次いでスマートフォン、IoT(モノのインターネット)の出現が可能になった。住友精密工業株式会社 元 代表取締役社長の神永晉氏は、この分野での貢献が認められ、2024年IEEE 「Robert Bosch・マイクロ&ナノ電気機械システム賞」を受賞しました。


アニメやラグビーをはじめとした文化的つながり

 「Wales and Japan 2025」では、両国間の協力の精神を祝う数多くの文化、スポーツ、人と人との交流のイベントや活動も予定されています。


 2019年、北ウェールズのコンウィ城と、白鷺城の愛称で知られる兵庫県の姫路城という二つのユネスコ世界遺産が初めて姉妹都市提携を結びました。これはウェールズと日本にとって記念すべき関係の始まりであり、両地域に共通するさまざまなものを祝う機会となりました。今年は記念イベントが開催される予定です。


 日本の伝説的なアニメーターであり、スタジオジブリの創設者の一人である宮崎駿氏は、同スタジオの1作目『天空の城ラピュタ』の製作中、南ウェールズの渓谷に作品のインスピレーションを求めました。ウェールズを2度訪れた宮崎監督は、映画の中の多くの風景をウェールズの鉱山の町をもとに描いたといわれております。

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