ウェールズ&日本 両国の関係強化を目指す取り組み「Wales and Japan 2025」が開幕
共同通信PRワイヤー / 2025年1月9日 17時0分
「両国が共有する歴史は19世紀にまでさかのぼります。当時のウェールズでの技術革新が、日本の交通網の形成に重要な役割を果たしました。南ウェールズのダウライス製鉄所の鉄鋼や鉄は、日本初の鉄道網の建設に貢献し、長きにわたるパートナー関係の基礎が築かれました」
「そのパートナー関係は、今日、新たな、意義深い形で発展しています。ウェールズの温室効果ガス排出量ネットゼロの未来を目指す道のりを支援する最前線に立っているのは日本の企業です。6月に東京で開催されるInvestor’s Showcaseへのご参加をお待ちしております。また、10月にウェールズで開催される投資サミットでお会いするのを楽しみにしております。それでは、Diolch yn fawr/ディオッフ・アン・ヴァウル(どうもありがとうございました)」
ウェールズのドラゴンをモチーフにした特別な駅スタンプ
ローンチイベントでは、日本とウェールズのさまざまなつながりを描いた、「Draig Goch(ウェールズのドラゴン)」をモチーフにした特別な駅スタンプのお披露目も予定しています。イラストを手がけたのは、著名なウェールズ人イラストレーターのジョナサン・エドワーズ氏です。同氏は以前にも、大阪、東京、奈良で展覧会を開催しているほか、2021年春夏コレクションのプロモーションのため、阪急百貨店のショーウィンドウのアートワーク制作も行いました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202501092645-O2-TsQ7gWGQ】
ウェールズと日本のビジネス上のつながり
日本からウェールズへの投資は深く根付いており、ソニー、シャープ、トヨタ自動車(ハイブリッドエンジンを生産するトヨタ初の海外工場)、パナソニック、GSユアサ、大和ハウス工業、カルビーなどの有名企業がDraig Gochの名の下に事業を展開しています。ウェールズではすでに55社もの日本企業が進出しており、約6800人の雇用を生み出しています。ウェールズの首都カーディフでは、日本人社員の子供たちのために毎週土曜日、日本人学校が開かれています。
ソニーの最初の工場は1973年に南ウェールズに開設され、ウェールズ最大の雇用企業の一つとなりました。二つ目の工場は現在、英国に残る唯一のソニーの製造工場であり、カメラ、放送機器、有名なRaspberry Pi回路基板をこれまでに5000万個以上生産しています。チャールズ国王は皇太子時代、ソニーをウェールズに誘致する上で重要な役割を果たしていました。工場にも頻繁に訪れており、今年の7月にソニーUKテクノロジーセンターを訪問した際には「私の工場」と呼んでいたほどでした。1970年、チャールズ皇太子(当時)は大阪万博のレセプションでソニーの共同創設者である盛田昭夫氏と面会し、「ヨーロッパに工場を開設する予定があるなら、ぜひ私の国ウェールズに開設してください」とおっしゃいました。そして、ソニーは実際に1974年にウェールズのブリジェンドにトリニトロンカラーテレビの製造拠点を開設しました 。
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