メタン生成アーキアに寄生するバクテリア
共同通信PRワイヤー / 2025年2月11日 1時0分
著者:Meri Nakajima, Ryosuke Nakai, Yuga Hirakata, Kengo Kubota, Hisashi Satoh, *Masaru K. Nobu, *Takashi Narihiro, *Kyohei Kuroda【*は共同責任著者】
DOI:10.1099/ijsem.0.006668
参考文献
[1] 黒田ら, Candidate phyla radiation (CPR)/Candidatus Patescibacteria の実態を 廃水処理システムの視点から理解する, 日本微生物生態学会誌38 巻1号 2–13, 2023, https://doi.org/10.20709/jsmeja.38.1_2
[2] Kuroda and Nakajima et al., “Microscopic and metatranscriptomic analyses revealed unique cross-domain parasitism between phylum Candidatus Patescibacteria/candidate phyla radiation and methanogenic archaea in anaerobic ecosystems”, mBio, Volume 15 Issue 3, 2024, https://doi.org/10.1128/mbio.03102-23
用語解説
Candidate phyla radiation (CPR)
2013年に3つのバクテリア候補門を含む上門(門のさらに上の概念)として“パテシバクテリア上門”が提案された。その後、2015年に35以上のバクテリアの候補門を含み、全バクテリアの15%以上を占める巨大系統群「CPR」が提唱された。近年のゲノム情報に基づいた分子系統解析により、CPRが単一の門を構成するグループであると認識されてきており、その暫定的な学名としてパテシバクテリア候補門(Candidatus Patescibacteria)が名付けられていた。
ドメイン
DNA情報を用いた解析方法によって地球上の生物は大きくバクテリア(細菌)、アーキア(古細菌)、真核生物に分類され、これを3ドメイン説という。アーキアに寄生して生育するバクテリアの純粋二者培養に成功した例は、本研究が初めてとなる。
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