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ふわふわ食感で舌触りはなめらか 京都・宮津の「すりおろしやまのいも」

京都新聞 / 2023年6月1日 7時30分

冷凍した状態で販売されている京のブランド産品「やまのいも」のすりおろし

 パッケージの封を開け、強い粘り気のある白い「すりおろしやまのいも」の中身を温かいご飯に載せた。しょうゆをたらしてかき込むと、ふわふわの食感で舌触りはなめらか。京都府宮津市特産で、料亭の料理にも出される京のブランド産品「やまのいも」のすりおろしだ。

 同市波路で農産品加工製造を手がける「オフィス ウェイヴ ウェイ ラボ」(宮津市)代表の向山禎彦さん(66)が、1月から宮津まごころ市(浜町)や京街道グルメ館(京街道)で販売を始めた。やまのいもは主に京都市内などで卸されるため「地元産品なのに地元で食べられる場所がない」。手軽に家庭で食べてもらおうと、とろろの状態で商品化した。

 農協で購入した計約200キロを一つずつ手作業で皮をむいてすりおろし、1袋に100グラムを詰めて冷凍。ご飯のほか、そばやお好み焼きにも合う。向山さんは「とろろ丼の冷凍版もつくりたい」と、試作を重ねている。

 1袋250円。小さな容器に入れ、3個1セットで売り出せたら、より使い勝手が良くてありがたい。

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