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【速報】鎌倉末期から室町時代制作、磨崖仏の石造品盗まれる 滋賀県甲賀市の「滝の脇磨崖石仏群」

京都新聞 / 2024年4月24日 18時23分

【地図】甲賀市

 滋賀県の甲賀市教育委員会は24日、同市信楽町多羅尾にある市史跡の磨崖(まがい)仏群のうち石造品1基が盗まれたと発表した。滋賀県警甲賀署が窃盗事件として捜査している。

 市教委によると、盗まれたのは、鎌倉時代末期から室町時代にかけ彫られたとされる「滝の脇磨崖石仏群」を構成する円盤形(直径約40センチ、高さ8センチ)の石造品。表面には不動明王を意味する梵字が刻まれていた。

 多羅尾区などによると、9日に住民が多羅尾小に赴任した校長や教員を案内していたところ、石造品がなくなっているのに気づき、15日に同署に届け出た。

 現場は市と三重県伊賀地方を結ぶ「京街道」と呼ばれる県道脇の岩場。石造品は岩を台座状にくり抜いた場所に立てかけて安置されていたといい、昨年末までは現場にあったことが確認されているという。

 磨崖仏群は同区が管理しており、住民が月ごとに参るなど信仰を受けている。区長の男性(69)は「何百年もそこに存在していた仏が突然なくなり残念。地域で守ってきたものなので早く戻してほしい」と話している

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