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赤緑世代は愕然?「似ているけど何か違う」ポケモン3選

マグミクス / 2023年1月23日 19時40分

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■まったく別の生き物が似た環境で似た進化!「ウミディグダ」

 突然ですが、タラバガニはカニではないことをご存じでしょうか。名前に「カニ」とついていますし、かたい甲羅に、大きなハサミ、味だってカニそっくりですが、実はヤドカリの仲間です。生物の世界にはそんな風に、似てるけど違う生き物がいます。

 そして実は「ポケモン」シリーズ最新作の『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』にも、顔なじみのよく知っているポケモンのはずなのに、何かが違うポケモンたちがいます。そんな、昔からプレイしている人ほど騙されそうなポケモンたちを紹介します。

 どう見てもディグダなのに浜辺や海にいる「ウミディグダ」。これはディグダのリージョンフォーム(地方独自の自然環境にあわせて、ほかの地方と異なる姿をしたポケモン)……ではなく全く別の種類のポケモンであることが分かっています。

 全く違う種類なのに、なぜこんなに似ているのか、公式WEBコンテンツ「世界ポケモン生態学会」によるとどちらも地面や砂に潜る性質のため、似た姿になったのではないか、とのことでした。

 環境によって別の種類の生き物が似た姿になっていくことは現実世界でも起こり、収斂進化と言います。冒頭でもお話したタラバガニはヤドカリの仲間ですが、カニに近い姿に進化しています。

 ディグダはもぐらポケモンですが、ウミディグダはあなごポケモンです。やはりまったく別の種類のポケモンの間で収斂進化のような現象が見られたのかもしれません。そういえばウミディグダがにょろっと体を伸ばすしぐさは、チンアナゴのようでもあります。

 ちなみに、ウミディグダが進化するとウミトリオとなって、ダグトリオのように3匹集まります。そんなところまでそっくりなのです。

■「メノクラゲ」と似ているけど違う!?

食べると歯ごたえがあっておいしいらしい、ノノクラゲ

 お次は「ノノクラゲ」。ぱっと見てメノクラゲだと思った人、よ~く見てみましょう。「メ」じゃなくて「ノ」ノクラゲ、頭の文字に棒が一本足りません。メノクラゲのリージョンフォームではなく、まったく別のポケモンです。メノクラゲはみず、どくタイプのくらげポケモンですが、ノノクラゲはくさ、じめんタイプのきくらげポケモン。

 きくらげは中華料理などに入っているキノコの一種ですが、名前の由来は食感などがクラゲに似ているから、木のクラゲできくらげとなったとも言われています。きくらげが木のクラゲなら、ノノクラゲは野のクラゲと言えそうです。

 ただし、ノノクラゲもウミディグダのように収斂進化なのかというと、疑問が残ります。なぜなら、ノノクラゲとメノクラゲには、ウミディグダとディグダのような共通する環境が思い当たらないからです。もしかすると、クラゲときくらげのように、生物学的な観点とは関係なくつけられた名前なのかもしれません。

●嘘から出た実「ウソッキー」

 こちらは正真正銘みんなが昔からよく知っているウソッキーです。ウソッキーといえば、木の姿をしたポケモンでありながらくさタイプではなく、いわタイプのまねポケモン。

 しかし本作ではテラスタルというシステムによって、バトル中にタイプを変化させることができます。そしてテラステルによってくさタイプのウソッキーが登場することで、まさに「嘘から出た実」なポケモンになっていまいました。

 ウソッキーはゲーム本編はもちろんのこと、TVアニメにたびたび登場し、映画でも活躍した嘘つきのポケモン。ウソッキーに詳しければ詳しい人ほどひっかかりやすいかもしれません。

 昔から遊んでいる人ほど騙される、おなじみと思いきや何かが違うポケモン達をご紹介しました。新たな続編が発売されるたび、ポケモンたちの生態もますます複雑で興味深いものへとなっているようです。

(田下広夢)

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