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伊能忠敬超えてる? 『ドラクエウォーク』プレイヤーと偉人を比較してみたら

マグミクス / 2023年7月13日 21時25分

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■勇者が楽しみながら歩き続ければ……気付けば伊能忠敬を超えている?

 2019年9月12日にリリースされた『ドラゴンクエストウォーク』は、実際に歩いて、設定したダンジョンを訪れ、モンスターを倒し、レベルを上げる位置情報ゲームです。サービス開始から早4年が経過しようとしていますが、今日も今日とて筆者含むウォーカーたちはせっせと歩き回り、強敵モンスターを倒し、回復スポットに触れる日々を送っています。こうしたウォーカーのネットの声を見てみると、なかには1日2万歩超の猛者もいました(厚生労働省の報告によると日本人の平均歩数は男性で1日6793歩、女性で5832歩)。

 さて、日本の歴史で「歩いた人」といえば「大日本沿海輿地全図」、つまり「日本地図」を作成した偉人・伊能忠敬が思い出されます。まさに、日本史上最強の「ウォーカー」です。そんな彼が日本地図を作成する上で費やした歩行距離は、諸説ありますが、おおよそ3万5000km、歩数に換算すると5000万歩ほどだったとされています(伊能忠敬が訪れたという福岡県大野城市の公式ホームページの情報)。もちろん、これは生涯歩数ではなく、地図作成において費やされた歩数を概算したものですが、それにしても5000万歩は気の遠くなる数字です。

 ということで試しに筆者の『ドラクエウォーク』に記録されている「今まで歩いた歩数」を見てみると、だいたいこの4年で1500万歩ほどでした。1年で約375万歩、伊能忠敬が日本地図を作成したのは、晩年の約17年間(1800年~1816年)ということなので、1年単位で約294万歩です。となるとこれは……「偉業」のレベルでは足元にも及びませんが、こと歩数のみに注目(執着)すれば、かの伊能忠敬を超えるペースを維持していることになります。

 なんたる高揚感でしょう。せっせと「たまごを孵す」「イベントクエストを律儀に全てプレイする」「ちょっと遠回りしてイベント人物に話しかける」などの行為を繰り返しているうちに、凡夫が一切到達できぬレベルの偉業を達成した伊能忠敬の背中が、少しだけ見えてきた気がするのです。繰り返しますが、伊能忠敬が成し遂げた業績を直視することはやめにしましょう。

 いずれにせよ、このまま総歩数5000万歩に到達すれば、伊能忠敬が日本地図を作った歩数に達するとだけ覚えておけば、『ドラクエ』ワールドを救う旅をしながらも、日本史の偉業の疑似体験もしているという、時空を超えたゲーム体験が可能なのです。

 現実で手に入るのはふくらはぎの痛みだけですが、外に出るのが億劫な梅雨時から夏本番にかけて、「忠敬超え」をサブクエストに設定してみるのもまた一興です(熱中症にはお気を付けください)。

(片野)

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