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2大メーカーの競演に歓喜! スーファミ末期の国産RPGが「90年代の最高傑作」と絶賛されるワケとは?

マグミクス / 2023年7月26日 21時10分

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■いまプレイしても確実に楽しめる傑作RPG!

 1990年代を代表するRPGの傑作と聞いて、スーパーファミコン用ソフト『クロノ・トリガー』(スクウェア)を思い浮かべる人は少なくないと思います。日本だけでなく、海外のゲームファンからも高評価を得ている同作の魅力について振り返ります。

 まず同作は、制作チームの豪華な顔ぶれが発売前から話題になりました。この作品は、『ファイナルファンタジー(以下、FF)』シリーズの生みの親である坂口博信氏がプロデューサーを務め、『ドラゴンクエスト(以下、ドラクエ)』シリーズでおなじみの堀井雄二氏がシナリオ監修を行っています。

 さらにキャラクターデザインには人気漫画家の鳥山明氏を起用し、『ドラクエ』と『FF』のクリエイターたちがタッグを組んで制作された伝説的なRPGなのです。

 今では、エニックスとスクウェアは「スクウェア・エニックス」とひとつになっていますが、当時は別の会社だったので、当時のゲーム好きにとっては、まさに夢のようなコラボでした。

 ゲームの仕様は『FF』がベースになっており、魔法やアイテムなどの名称は『FF』と同じものが使用されています。しかし、キャラクターには『ドラクエ』のテイストが盛り込まれ、主人公が基本的にしゃべらないのは「ドラクエ』ライクと言えるでしょう。

 そして同作のテーマは「タイムトラベル」で、時空を移動して太古や中世、さらには未来も飛び回ります。現代で起きた問題を解決するため、過去や未来を行き来し、より良い現代に変えていくことが本筋になっています。

 この壮大なスケールの世界観は、多くのプレイヤーから高評価を受ける要因のひとつでした。

 さらに同作の特徴で思い出すのが、マルチエンディングの存在です。エンディングのパターンは10種類以上が用意されていて、「つよくてニューゲーム」というワードが使用されたのも『クロノ・トリガー』からです。

 クリア後に「つよくてニューゲーム」でゲームを開始すると、レベルや所持品などを引き継いだ強い状態でプレイできるため、バトルで苦労することなく純粋にストーリーが楽しめます。これによって序盤からラスボスに挑むことができ、勝利すれば特別なエンディングを見ることも可能でした。

■『クロノ・トリガー』のさらなる魅力

「クロノ・トリガー」の続編も傑作! 画像は「アルティメット ヒッツ クロノ・クロス」(スクウェア・エニックス)

 もうひとつ『クロノ・トリガー』が名作と呼ばれる理由として、「完成度の高いゲーム音楽」を挙げる声も目立ちます。同作は、光田康典氏の作曲家デビュー作でもあり、フィールドBGMの『風の憧憬』を始め、世界観にマッチした美しい音色に魅了されたファンはたくさんいます。

 2020年に開催された東京五輪の入場曲にも、同作の「カエルのテーマ」と「ロボのテーマ」が採用されました。これは同作のゲーム音楽の素晴らしさが評価されたのはもちろんですが、『クロノ・トリガー』というゲーム自体が、世界に誇れるコンテンツとして認められた証と言っても過言ではないでしょう。

(マグミクス編集部)

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