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『ドラクエXI』がファンに愛される理由、「ひとりRPG」の醍醐味とは?

マグミクス / 2019年10月3日 11時20分

『ドラクエXI』がファンに愛される理由、「ひとりRPG」の醍醐味とは?

■「かつてのドラクエ」らしい骨太なストーリーに賞賛

 2017年に発売されたRPG『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』に新要素や追加ストーリーなどを盛り込んだ『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』(以下、ドラクエXI S)が2019年9月27日(金)、ニンテンドーSwitch用ソフトとして発売されました。

 その豪華なリニューアル内容に発売前からたくさんの注目が集まりましたが、特筆すべきは、今作の発売がオリジナルタイトルの発売からたった2年しか経過していないという点です。『XI』がドラクエファンの人気を集めた点はどこにあったのでしょうか。

「ドラゴンクエスト」シリーズは、プレイヤーが遊んだ年代によってさまざまな思い入れの強いタイトルが存在しますが、『XI』は、ドラクエを初めてプレイする人が楽しめるのはもちろん、過去作をプレイしている熱烈なファンも満足できる作りに評価が集まっています。

 劇中では過去作のBGMが使用され、かつてシリーズ作をプレイをしていたからこそ分かる、細かな演出をストーリーの随所に見つけることができます。

 また、『XI』のニンテンドー3DS版は、懐かしいドット絵の「2Dモード」画面が注目を集めましたが、『ドラクエXI S』は、好みに応じて「3Dモード」と「2Dモード」を切り替えることができる機能を搭載。スクウェアとの統合前のエニックスによるドラクエシリーズ作を思い起こさせる要素として注目を集めています。

『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』の2Dモード表示

 しかし『XI』が持つ、もっと根幹にある「ドラクエ」、ひいてはRPGゲームとしての魅力は、「ひとりで冒険を成し遂げる没入感」にあるのではないでしょうか。

 外伝や、ソーシャルゲームタイトルを除いた純粋なナンバリングで「ドラクエ」シリーズを見ると、オンラインゲームとしての転身を果たした『ドラゴンクエストX オンライン』や、ニンテンドー3DSの「すれ違い通信」が物語をやり込む上で必要不可欠だった『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』などは、みんなでプレイする楽しさが広がり、深まる一方で、ひとりでRPG世界に没入する醍醐味を味わってきた古くからのファンの一部には、それらの新要素に抵抗を感じる人もいました。

 それらの作品に対し、『XI』はひとりプレイで熱中することを念頭に置いた、骨太なストーリーに賞賛が集まった作品でもあります。

 サブタイトルである「過ぎ去りし時を求めて」は、物語のテーマのみならず、かつて「勇者」だったプレイヤーたちに投げかけられたメッセージでもあると、考えることができるのです。

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(マグミクス編集部)

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