『ゴールデンカムイ』続編のためにWOWOW契約する? 戸惑いの声も 「他の配信は?」
マグミクス / 2024年3月6日 17時10分
■実写映画の続きは「WOWOWのドラマシリーズ」
興行収入も25億円を突破し、大きな話題と評判を呼んでいる実写映画『ゴールデンカムイ』(原作:野田サトル)に、早くも続編の情報が公開されました。それがWOWOWで2024年秋から配信される『連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―』です。主人公の杉元佐一役は山崎賢人さん、杉元と行動をともにするアイヌの少女・アシリパ役は山田杏奈さんなど、映画と同様のキャストが続投決定しています。
続編に関しては好意的な意見がよう多いですが、映画作品の続きを連続ドラマで、しかもWOWOW限定ドラマとして放送するということに関して、ファンはどう思っているのでしょうか。
2014年から2022年まで「週刊ヤングジャンプ」で連載された『ゴールデンカムイ』は、明治時代後期の北海道を舞台に隠されたアイヌの金塊を巡って、網走監獄の死刑囚や大日本帝国陸軍の第七師団、元新撰組の猛者たちが戦いを繰り広げるサバイバルアクションです。
SNS上では「WOWOWは月額高い(税込2530円)から悩む」「最近こういう続きは別でみたいな手法多くてイヤ」「最初から言ってほしかった」などの声の一方、「ドラマでクオリティ維持してやってくれるなら大歓迎」「映画も素晴らしかったし、今年のうちに続編をもう見られるなんてありがたい」「ドラマやらなきゃ完結無理だと思ってたから納得」「加入待ったなしだ」と、賛同の声も見られます。
たしかに地上波のTV局で放送するために制作しようとすると、グロテスクな表現や過激なギャグも控える必要があり、『ゴールデンカムイ』特有の場面の数々も、映像化できない可能性があります。PG12指定の映画では第七師団の兵士がヒグマに襲われる場面などの残酷シーンは、なるべく直接的に見せないように配慮されていました。一方、WOWOW限定放送のドラマであれば、さらなる過激シーンの再現も期待できます。
解禁された特報やキャストを見る限りでは、アニメでは地上波放送できずにOVAになった「親分と姫」や「茨戸の用心棒」、視聴者に衝撃を与えた変態殺人鬼の辺見和雄、家永カノの「殺人ホテル」、はく製職人の江渡貝弥作による「ファッションショー」など、暴力描写やその他の過激要素が多いエピソードも、しっかり実写化されているようです。
また、以前ならWOWOWを視聴するためにはアンテナ工事が必須でしたが、今はPCやスマートフォンでコンテンツが観られる配信サービス「WOWOWオンデマンド」があり、入会のハードルがかなり下がりました。
とはいえ、「WOWOWオンデマンド」を利用するにはやはり月額2530円が必要で、600円(税込)のAmazon Prime Videoや、月額790~1980円(税込)のNetflixと比較すると割高な印象です。
そのため、しばらく様子を見てほかの配信サービスで観ることを期待する意見もあります。WOWOWのオリジナルドラマは、放送されてから別の配信サービスで観られるようになるまでだいぶ時間が空くことも多かったですが、近年は変化も出てきました。
たとえば同じマンガ原作の『アオハライド』(作:咲坂伊緒)は、2023年にWOWOWで実写ドラマ化された際、初の試みとしてWOWOWでの放送終了後に最新話が民放公式テレビ配信サービス「Tver」で見逃し配信されています。また『前科者』(原作:香川まさひと、作画:月島冬二)の実写版ドラマ『前科者 -新米保護司・阿川佳代-』(2021年)も、WOWOWで各話放送後にAmazon Prime Videoで見逃し配信がされました。
WOWOWドラマ版『ゴールデンカムイ』に、WOWOWオンデマンド以外の配信があるのかは不明ですが、まだ秋までは時間があるので、情報の更新もチェックしつつじっくり検討してみてはいかがでしょうか。また、「期間限定で『北海道刺青囚人争奪編』も劇場で上映してほしい」などの意見も多く、要望の声次第では映画館で観られる日も来るかもしれません。
※山崎賢人さんの「崎」は「たつさき」が正しい表記
※アシリパの「リ」は小文字が正しい表記
(LUIS FIELD)
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