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「シュール過ぎ」「原作リスペクトえぐ」 ジャンプギャグマンガまさかの実写化4選

マグミクス / 2024年4月1日 20時25分

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■アツい原作リスペクトでファンも納得!

 2次元ならではのキャラクターデザインや荒唐無稽な笑いも魅力のギャグマンガは、実写化が発表されると「マンガだから良いのに」「誰がやってもイタい感じになりそう」と、特に厳しい反応が出ます。

 原作ファンたちが不安を募らせるなか、逆境を跳ね返して「思ってた以上に面白かった」「ここまでやってくれてありがたい」と大成功をおさめる作品も過去にはありました。

 例えば大人気ギャグマンガ『銀魂』の実写版映画2作は、ギャグのテンションだけでなく、坂田銀時役の小栗旬さんや神楽役の橋本環奈さんなどキャラの再現度も高く原作ファンから好評です。

 また、『銀魂』と同じ福田雄一監督が手掛けた『究極!!変態仮面』(作:あんど慶周)を原作とする実写映画『HK 変態仮面』も、変態仮面の際どいビジュアルを鈴木亮平さんが完全再現しており、シリーズ2作目も制作されるヒットを果たしています。

 いずれも「週刊少年ジャンプ」で連載されていたギャグマンガであり、ファンからの思い入れも強く実写化のハードルは高かったですが、それでも支持を獲得できたのは、原作へのリスペクトや再現に妥協をしなかったためと言えるでしょう。

 今回は、ほかにもあるジャンプで連載されていたギャグマンガの実写化作品を振り返ります。

●『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』

 2013年に読切版が掲載された後、同年に本誌連載がスタートした『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』(作:仲間りょう)は、浮世絵風の絵柄のゆるい脱力系ギャグマンガとして人気を獲得していた作品です。

「江戸時代」風の「江戸」らしい町を舞台に、不真面目でぐうたらな武士、磯部磯兵衛(いそべ いそべえ)の日常を描いた同作は、過去Flashアニメやショートアニメ、舞台とさまざまなメディア展開も行われていました。

 そして2024年夏に実写連続ドラマがWOWWOWにて放送、磯兵衛を人気俳優の杉野遥亮さんが演じることが発表され、SNSでは「まさか過ぎる」「ウィンクしてるビジュアルがすでに磯兵衛で期待大」と、驚きや期待の声が上がっていました。

 作中では江戸を視察していた将軍を前に、ジャンプを立ち読みするという不敬な行動をとっていた磯兵衛に対して「アイツ…頭高くない?」「処す?処す?」と将軍が激怒するいった迷場面も多く、どのような形で実写化されるのか注目されています。

 また、作者の仲間先生はX(旧Twitter)で「昨日から通知止まらなくて、反響の大きさに驚いてます。他の出演者の方々が公開されたらさらに驚きますよ!」と投稿されており、今後のキャストも話題を呼びそうです。

●『珍遊記』

 1990年より「週刊少年ジャンプ」で連載されていた伝説のギャグマンガ『珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち-』(作:漫☆画太郎)も、映画『珍遊記』として2016年にまさかの実写化を果たしています。

 同作は天竺を目指して旅を続けていた坊主・玄じょうが、偶然立ち寄った家のじじいとばばあから、天下の不良少年、山田太郎の更生を頼まれ、嫌々ながら太郎とともに旅をするというストーリーで、放屁や脱糞をはじめとするお下劣なギャグシーンも珍しくありません。実際に実写映画の予告でも、松山ケンイチさん演じる太郎が「身、出ちゃったかな?」とお尻を手で押さえていました。

 また、原作では戦闘能力を計測する呪文「能力分析魔法」(スカウター)など、『ドラゴンボール』をはじめとするパロディが随所に登場するほか、オリジナル版では当時のジャンプ編集長である中村泰造氏が名前の由来となっているキャラクターや、ファンを公言していた電気グルーヴが同名で登場するなどぶっ飛んだ設定も多くあります。

 実写版では玄じょうによって無力化される前の凶暴な太郎を電気グルーヴのピエール瀧さんが演じており、原作ファンから「こんな形でフラグ回収するとは」「原作好きとしてうれしい」とキャスティングにも賛辞が相次いでいました。

■人気不条理シュールギャグマンガもまさかの実写化!

●『斉木楠雄のΨ難』

映画『斉木楠雄のΨ難』ポスタービジュアル (C)麻生周一/集英社・2017映画「斉木楠雄のΨ難」製作委員会

『斉木楠雄のΨ難』(作:麻生周一)は、2011年からの不定期連載を経て2012年より本誌で連載されたギャグマンガです。『銀魂』と同じ2017年に福田雄一監督、山崎賢人さん主演で実写映画化され、シュールなギャグの再現度が話題を呼んで、大ヒットを記録しています。

 また、ピンク髪の楠雄をはじめ、誰もが「おっふ」となる美少女ヒロインの照橋心美(演:橋本環奈)なども、豪華キャストによって違和感が少なく再現され、支持される要因のひとつとなりました。

 予告映像のナレーションでも「予告編をご覧の皆様、山崎賢人、実写やり過ぎじゃね?と思いましたね」と原作でもたびたび見られたようなメタ発言が飛び出しており、「これは期待大」「予告時点でここまで笑えるのずるい」と話題を呼んでいます。

●『ピューと吹く!ジャガー』

『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』『武士沢レシーブ』のうすた京介先生の代表作『ピューと吹く!ジャガー』も、実は2008年に『ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE』として実写化を果たしています。

 同作はミュージシャンを夢見て上京した酒留清彦(通称:ピヨ彦)が、謎の笛吹男、ジャガージュン市(通称:ジャガー)と出会い、振り回される不条理ギャグマンガです。独特過ぎる作風から実写化が発表された際は「全然イメージできない」と、賛否よりも困惑する反応が少なくありませんでした。

 しかし、ジャガー役の要潤さんが連発するボケ、芸能事務所ガリクソンプロダクションでふえ科に所属する忍者ハマーを演じる小木博明さん(おぎやはぎ)によるたどたどしいラップなど、出演者のアドリブが光るシーンは、原作マンガで描かれていたシュールな雰囲気を再現していました。加えて影千代先輩役の板尾創路さん、三太夫セガール役のなぎら健壱さんなど、ほぼ原作そのままのキャスティングも原作の再現に拍車をかけています。

(田中泉)

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