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国民的アニメの原作で描かれた衝撃ラスト 「全員爆死」「下ネタ連発」

マグミクス / 2024年4月5日 17時10分

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■ラストで主要キャラが全員死亡?

 昭和の時代にアニメ化されたマンガがシリーズ化し、今でもお茶の間から親しまれているタイトルはいくつもあります。そういった長寿作品のなかには、アニメ版と大きく異なるラストが描かれたこともありました。今回は令和でも人気を博しているアニメシリーズの原作のなかで、衝撃的なラストが描かれた作品を振り返りましょう。

●『新ルパン三世』

 1971年から放送されたアニメ『ルパン三世 PART1』から始まり、現在に至るまでさまざまな派生作品や劇場版が世に送り出されてきた「ルパン三世」シリーズは、もちろんモンキー・パンチ先生が手がけた原作の『ルパン三世』も有名です。『ルパン三世 新冒険』『新ルパン三世』といった、続きのマンガ作品も連載されていました。

 主人公のルパンといえば変装や特殊な道具を使って、数々のピンチを乗り切る優秀なキャラで、ライバル関係である銭形警部を翻弄させている印象があります。しかし、『新ルパン三世』の最終話である189話「完結編 ENDLESS…」では、銭形の罠によってルパンが死んでしまうという意外なラストが描かれているのです。

 同話では銭形の画策によって、ルパンや次元、五ェ門、不二子といったお馴染みのメンバーが、ある島に閉じ込められてしまいます。さらに、その島には大量の爆弾が仕かけられており、絶体絶命のピンチなのにもかかわらず、4人は至って冷静であり、不二子は「もっといろんな男と恋をしておきたかったな~」と発言していました。

 そして、銭形は爆弾を爆破させ、ルパン一味は帰らぬ人となります。正確にいえば、死体が描かれていないため、生死不明という表現が正しいでしょう。

 個人的に爆破後に銭形が放った「ワナと知ってて飛び込んでくる そんな奴だよ あいつは!!」「挑戦だけに生きてるんだ あいつは」というセリフは、ライバル同士でありながら、ルパンと銭形の深い関係を表しているようで、グッときたことを覚えています。

●『おそ松くん』

 2023年7月にアニメ6周年記念作品として『おそ松さん~魂のたこ焼きパーティーと伝説のお泊り会~』が劇場公開されたことも記憶に新しい「おそ松さん」シリーズは、赤塚不二夫先生の原作である『おそ松くん』のアニメ版の続編として描かれた物語です。

 1962年から「週刊少年サンデー」で連載されたマンガ『おそ松くん』は、おそ松やカラ松、チョロ松、一松、十四松、トド松の六つ子を筆頭に、チビ太やイヤミ、ハタ坊など個性豊かなキャラクターが暴れまわるギャグマンガでした。

 同作は人気作品だったこともあり、サンデーだけでなく小学館の学年誌、さらに「週刊少年キング」や80年代後半に「月刊コミックボンボン」でも連載されていました。なかでも、連載での最終作ではありませんが、1989年の「週刊少年サンデー30周年記念増刊号」で特別掲載された「あの有名キャラクターは、今!?」というタイトルの『おそ松くん』のラストは衝撃的なものでした。

 いわゆる「全員死亡展開」で、松野家の六つ子は昭和45年3月6日、初めてフグを食べたのちに、中毒になって全員死んでしまいます。また、ほかのキャラも以下の理由で死亡します。

・イヤミ:昭和45年1月8日、歯槽膿漏で死亡
・ダヨーン:昭和50年12月8日、ギネスブックに挑戦して小錦を飲み込めずに窒息死
・ハタ坊:昭和50年12月9日、ハタに落雷して黒こげになって死亡
・トト子:昭和53年4月1日、ダイエットに失敗して拒食症になり、体重が3kgまで下がって死亡

 さらに登場キャラだけでなく、作者である赤塚先生も「昭和63年1月1日、重症のアル中にかかり、マンガが書けなくなり自殺」という経緯で他界したことになっています。

■常軌を逸するほどの下ネタが炸裂した国民的作品

●『ゲゲゲの鬼太郎』

『ゲゲゲの鬼太郎』1巻(講談社)

 第6期まで放送された国民的アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』の原作も、人気を得たことでさまざまなマンガ誌で掲載された作品です。貸本版時代を経て1965年から「週刊少年マガジン」で掲載したばかりの時は『墓場の鬼太郎』というタイトルでしたが、TVアニメ化にともなって『ゲゲゲの鬼太郎』に改題されました。

 水木しげる先生が手がけた同作のなかでも衝撃的なラストとして有名なのが、「週刊漫画サンデー」1997年3月11日号に読切で掲載された「セクハラ妖怪いやみ」という話です。同話はとにかく登場キャラによる下ネタ、卑猥な発言や描写が怒涛のように描かれています。

 話としては、人格者だったある会社の社長が、急にセクハラ行為に及ぶようになり、怪しんだ鬼太郎たちが調査したところ、その原因は妖怪「いやみ」の仕業だったことが判明しました。いやみが吐き出すガスを吸うことで、すべての人間がエロに走ってしまうのです。

 そして、いやみとの戦いが描かれるのですが、そのバトルに登場する技は「おっぱいや男性器が飛んでくる」「陰毛で首を絞める」といった下品極まりない攻撃でした。直接的な表現は控えますが、作中で鬼太郎もとんでもない下ネタ発言を放っています。

 最後は鬼太郎によっていやみは倒され、そのまま話の幕を閉じますが、いまだに語り継がれる鬼太郎のラストのようで、「間違いなく鬼太郎史上一番の問題作」「あくまでもスピンオフの話だし、正規のラストではないけど、これはこれで面白い」などの声があがっていました。

(LUIS FIELD)

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