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『ガンダム』新作は「一年戦争の地上戦」 より楽しむために「今、観ておくべき」作品

マグミクス / 2024年10月12日 6時35分

『ガンダム』新作は「一年戦争の地上戦」 より楽しむために「今、観ておくべき」作品

■一年戦争の「地上戦」アムロたちのいないところではどんな戦いが?

 ガンダム公式YouTubeチャンネル「ガンダムチャンネル」では、Netflixで2024年10月17日から『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』が世界独占配信されるのを記念して、10月12日に『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』が一挙配信されます。先だって10月5日には『機動戦士ガンダム MS IGLOO』の配信も実施されました。

 数ある『ガンダム』関連の映像作品のなかで「なぜこの2作品なのか?」と疑問に思う方もいるかもしれませんので、あらためてご説明したいと思います。

●0079年11月に起こった大規模作戦に注目!

 まず『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』の舞台となるのは、「一年戦争」の開戦から11か月後の東ヨーロッパだと明かされています。開戦は宇宙世紀0079年1月3日のことなので、11か月後の11月というと、おそらくは「オデッサ作戦」の前後になると思われます。

 オデッサ作戦とは、TVアニメ『機動戦士ガンダム』でおなじみの「マ・クベ」が占領していたオデッサの鉱山地帯を奪還しようという、地球連邦軍による大規模な軍事作戦のことです。その結果、連邦側が勝利をおさめ、マ・クベの宇宙に撤退する様子がアニメにも描かれたのはご存知でしょう。

 そしてOVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』では、これとほぼ同時期に地球で起こったエピソードが描かれています。ジオンのヨーロッパ方面軍の師団長を務めた「ユーリ・ケラーネ」少将は、オデッサの敗北を機に宇宙へと脱出を図るべく、ラサ基地に収容されていたザンジバル級機動巡洋艦「ケルゲレン」を利用しようと考えます。

 しかし、そのようなユーリの動きによって「アプサラス計画」(モビルアーマー「アプサラス」の開発運用計画)をすすめる拠点の発覚をおそれた同軍の技術士官「ギニアス・サハリン」は、ユーリを謀殺するのでした。

 このあたりの流れを把握しておくと、きっと『復讐のレクイエム』の舞台背景をより深く楽しむことができるはずです。

●公式が発表したPVに登場した「気になるMS」

 また、すでに公開されている『復讐のレクイエム』のPV映像を観ると、「グフ・カスタム」や「陸戦強襲型ガンタンクB型」といった機体が登場します。グフ・カスタムといえば『第08MS小隊』の人気キャラであるジオンのベテラン軍人「ノリス・パッカード」の愛機だったことでも有名な機体ですね。

 また「陸戦強襲型ガンタンク」は、アニメ作品ではあまりなじみのない機体かもしれませんが、実は『機動戦士ガンダム MS IGLOO』に登場しています。『MS IGLOO』では、オデッサ作戦に参加した陸戦強襲型ガンタンクが奮闘する姿を見られるので、『復讐のレクイエム』を観る前に予習する作品としてふさわしいのかもしれません。

 そして時間があるなら、もちろん原点であるTVアニメ『機動戦士ガンダム』も改めて観ておくべきでしょう。事前情報を統合すると、やはり第25話「オデッサの激戦」あたりが『復讐のレクイエム』のキーになりそうなエピソードなので、そのあたりを重点的に復習しておきたいですね。

 2024年10月12日(土)の19時から、ガンダム公式YouTubeチャンネル「ガンダムチャンネル」にて、『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』が一挙配信されます。配信開始から48時間だけの期間限定で無料視聴できますので、このチャンスをお見逃しなく!

(大那イブキ)

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