他の動物でもいいのになぜ「猫の額」? 先人の偉大さを考える
マグミクス / 2020年4月26日 16時50分
■「猫の額」について考える
漫画家の迷子さんによる描き下ろしエッセイ。
「猫の額(ひたい)」について考え始めた迷子さん。他にも額が小さい動物はたくさんいるのに、なぜ猫が例えに使われたのでしょう。そして大事になことに気が付きます。
* * *
猫の額、という言葉がある。面積が小さい土地の例えだ。
いつ頃からある言葉なのかはっきりとは分からなかった。昔の人も猫の顔をむにむになで回しては観察し「おでこちっさ!」とか思っていたのかと思うと、人類あんまり進歩してないのではという気にならないでもない。しかし全面的に同意だ。猫の額は狭い。どこまでが額なのか頭なのかよく分からないし、そもそも頭が小さいし。
しかし、この言葉には他の意味があってもいいような気がする。猫の額に付随する言葉が「ちっさ」「せっま」だけでいいだろうか? いや、いいはずがないのでは? もっとこう「ものすごい価値がある」「至高の癒やし」とかの付随要素も……と、そこまで考えて、自分の浅はかさに気が付いた。
昔の人は、きっと「おでこちっさ」に全ての意味を込めたのだ。小さい獣、さらに小さい頭、さらにさらに小さい額。かわいい愛しいなんて当たり前だ、言わずとも分かるはず。そう、行間を読むべきだった。昔の人は、やはり偉大。きっとすべてをひっくるめての、「猫の額」に違いない。
将来は、猫の額ほどの土地を持ち、猫の額をなでて暮らしたい。それはきっと価値も癒やしもある生活に違いないのだ。頑張って働こう。
(迷子)
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