1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. 面白ネタ

【漫画】東日本大震災から10年「遺影写真が次々…」写真スタジオ勤務女性の体験記に涙

マグミクス / 2021年2月17日 11時10分

写真

■作者「震災から10年の区切りに、親の立場として伝えたかった」

 東日本大震災から間もなく10年を迎えます。先日、東日本大震災の余震と見られる大きな地震が起き、当時を思い出した人も多かったのではないでしょうか。10年がたった今もなお影響を与え続ける震災。10年目を前に、あいしまさん(@setup_setup)が自身の震災での体験をマンガに描きました。

 宮城県気仙沼市在住のあいしまさんは、震災当時、写真スタジオで働いていました。自宅や職場は幸い被害を免れましたが、しばらくして「遺影写真」の依頼が次々と入り、震災がもたらした悲しみを目の当たりにすることになります。そして涙をこらえて仕事をする日々が始まりました。

 このつらい体験を描いたマンガをあいしまさんは「東日本大震災から10年たつということで、ずっと自分のなかにしまっていたんですが、自分の経験したことを描いてみようと思い形にしてみました」というコメントとともにTwitterで公開しました。読者からは「泣いた」「忘れてはいけない」「(先日の)地震の後に読んだから悲しみ倍増」などの声があがりました。

 作者のあいしまさんに、お話を聞きました。

ーーあいしまさんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。

 幼い頃から絵を描いていたので、マンガはその延長線で自然と描いていました。過去には絵やマンガに関係する仕事にも就きたいと思っていたので、それが大きなきっかけだったと思います。

ーー東日本大震災での体験を今回マンガに描いて公開しようと思ったきっかけはありましたか?

 震災から10年という区切りもありますが、私自身の子どもが来年入学を控えていることも大きかったと思います。親の立場になり、感じることも大きく変わってきたので。

父親の遺影とともに、入学記念写真を撮影する親子(あいしまさん提供)

ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

 よく引用リツイートでご感想をいただくのですが「電車のなかで泣いた」や「自然と涙が出てきた」とか、シンプルな感想なんですが、私の描いたもので心を動かされてる人がいるんだと思える言葉に感動しました。

ーー大変おつらい体験だったかと思いますが、マンガには描き切れなかったことや、読者の方に改めて伝えたいことなどはありますか?

 正直描き切れなかったことはあまりありません。ぐちゃぐちゃではありますが、自分の気持ちやしまっていたことを全てあのマンガに詰めました。

ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?

 私は普段は二次創作をメインに活動しています。あのような実録マンガは本当にごくまれにしか描きません。もしご縁があれば、絵やマンガの仕事にもチャレンジしたいです。

(マグミクス編集部)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください