右折車に道をゆずろうとしたら運転手のとんでもない行動に「免許返納して！」

■ゆずっているのに動かない車…運転手の行動に「考えられない」

　車を運転中、前方に右折待ちの対向車を見つけました。後続車が連なっていることもあり、先に右折してもらおうと合図を送りますが、車は止まったまま右折しようとしません。その車の運転手をよく見ると……。

　5329@ごみづきさん（@02_3579mk）が目撃したとんでもない運転手のエピソードを描いたマンガ『頼むよー免許返納してくれよーって体験談。』がTwitterで反響を呼んでいます。右折待ちをしているはずの運転手の驚きの行動とは？

　読者からは「すごく分かる」「せっかくのご厚意が！」「考えられない」「免許返納通り越して、取り消しレベル」「パッシングしても相手が動かないのは大体これ」「こういうドライバーが事故を起こしやすい」「後続車の立場としては、ジワリジワリと押してやりたい場面が多々ある」などの声が寄せられました。

　車好きで愛車にも絵を描く作者・5329@ごみづきさんに、お話を聞きました。

ーー5329@ごみづきさんがマンガやイラストを描き始めたきっかけを教えて下さい。

　小さい頃から絵を描くことは好きだったので、特別なきっかけというものはないと思います。ただ本格的に描き始めたのは高校生の頃です。所属していた部活に絵がきれいな友人がいて、触発されて絵を練習するようになりました。それからずっと絵を描くことは続けています。

　こういったマンガを描くようになったのは車に乗り始めてからです。車で出かけることが多く、行く先々で見かけたことや気になることはメモをとるようにしています。その際マンガにして面白そうなものをピックアップして、こうして形にしています。

ーー今回のエピソードでは、すごい運転手に遭遇してしまいましたね。この時のお気持ちを改めてお聞かせいただけますか？

　最初全く反応がないのを見て、相手の運転手が曲がるタイミングを見誤ってしまったのかと思いましたが、動かない理由が分かった時は本当に腹立たしかったですね（笑）。マンガの中の私と同じ感じで、心の中で窓バンバン叩いてました。

　今思い返すと「えっ！？　路肩に止まってるわけでもないのに、こんな状況でどうしてスマホいじれるの！？」と思いますが、当時はただただ唖然とした気持ちと怒りとでびっくりしてました。

　本当は右折車に対しての心遣いで道をゆずったわけではなく、その後ろにいるトラックならびに後続車が迷惑そうにしていたので、ゆずろうと思ったのですが、とんだ不届き者でした……。

ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声があれば教えて下さい。

「よく見かける」「自分も見たことある」など、共感のツイートがとても多かったことが印象的でした。やはり皆さん一度はこういった不届き者に遭遇しているのだなと、作品が広まってうれしい半面、そこまで多くの人が交通ルールを守れない人に出くわしてしまっていると思うと残念な気持ちです。

　それ以外では、トラックの運転手さんや大きな車に乗る人からの「こういった場面で道をゆずってくれる対向車には感謝しています」とのコメントがうれしかったです。

『ムーと私』と題された、愛車と5329@ごみづきさんのイラスト（5329@ごみづきさん提供）

ーー車がお好きとのことで、Twitterでも車の写真やイラストを多く投稿なさっていますが、車に乗ることや車のイラストを描くことの魅力を教えて下さい。

　車に乗る魅力は、言葉にするのがとても難しいです。私にとって車（特に愛車）は、小さな自分だけの部屋であり、相棒のような存在で、山へ海へ都会へと、どこに行くにも一緒です。

　朝から愛車をピカピカに洗車して、ガソリンを満タンに食べさせて、好きな曲を流しながら少し遠くに出かけて、おいしいもの食べて、きれいな景色を眺めて、ゆっくり下道で帰ってくる。試しにやってみて下さい（笑）。

　車の絵は、私みたいに車が好きな人たちが「ぜひ自分の車を描いてほしい」とお願いしてきたのがきっかけで描いています。これを通してどんな風にその車が乗られているのか、オーナーさんから大事にされているのか、お話を聞くのも大好きです。

　4コママンガはそんな日常の絵日記みたいなもので、かっこいい車がいたとか、今回みたいに珍事件があったとか、絵に描けば私の日常の小さな魅力が伝わるのではと思って描いています。

ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか？

　今回とても反響があったので、普段から描いている車のイラストに加えて、こういった「あるあるマンガ」も描こうかなと思っています。ここまで多くの共感が得られるとは思わず、正直かなり驚いていますが、これを機にフォローしていただいた方もたくさんいるので、もっとたくさん私の絵を知ってもらうためにも、定期的にイラストやマンガを描いていく予定です。

（マグミクス編集部）