1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. ゲーム

発売25周年『ファイナルファンタジー7』の名言「俺は俺の現実を生きる」は心に残る!

マグミクス / 2022年1月31日 6時10分

写真

■忘れられない、魅力的な『FF7』キャラクターの名言

 プレイステーションを代表する人気ソフト『ファイナルファンタジー7』(以下、FF7)の発売から、早いもので25年が経ちました。

 本作はスクウェア(現スクウェア・エニックス)が手掛ける「ファイナルファンタジー」シリーズの7作目。世界累計で約1300万本を売り上げたほか、その人気の高さからスピンオフタイトルおよび映像コンテンツへと派生、2020年4月にはプレイステーション4向けに『FINAL FANTASY VII REMAKE』としてリメイクされ、過去のナンバリングタイトルでありながらもいっそう強い存在感を放ち続けています。

 この記事では、オリジナル版の『FF7』を振り返るにあたり、登場キャラクターの会話テキストから印象深い名言を4つ紹介します。あくまで筆者のプレイ経験に基づくチョイスですが、プレイ経験のある方は、ご自身のイメージと比べながらご覧いただけると幸いです。

●想いを伝えられるのは言葉だけじゃない

 ストーリー最終盤、主人公「クラウド」に向けてヒロインの「ティファ」が発した台詞です。宿敵「セフィロス」との戦いを控え、ティファに言葉をかけようとするクラウド。しかし重要な局面を前に一歩が踏み出せず、会話が途切れかけてしまいます。

 そんなクラウドの姿を見て、首を横に振りながらティファが優しく一言。「想いを伝えられるのは言葉だけじゃないよ」と告げた後、宙に佇む飛空艇をバックに2人は肩を寄せ合います。気持ちを伝える手段は言葉だけとは限らない。私たちの実生活にも同じことが言える……示唆に富んだ名言ではないでしょうか。

●デート1回!

 こちらはヒロインのひとり「エアリス」がクラウドにボディーガードを依頼する際、代金の代わりに意外な報酬案を伝えたセリフです。「お引き受けしましょう、しかし安くはない」と語ったクラウドに対し、エアリスは「じゃあね……デート、1回!」と提案します。

 この願いを聞き入れたクラウドはエアリスと一緒に行動を開始。プレイヤーの選択に委ねられているものの、ゴールドソーサーを訪れた段階でエアリスとデートすることができます。

「ザックス」の影をクラウドに重ねるエアリスは、デートイベントの終盤で秘めたる想いを吐露。観覧車から降りた後は一転して気丈に振る舞い、「また、いっしょにこようね」と明るくクラウドへ語りかけます。茶目っ気あふれる誘い文句だけでなく、デートイベントも印象深い内容だけに、エアリスが迎える最期は衝撃的と言わざるをえませんでした。

『ファイナルファンタジー7』の完全リメイク作として2020年に発売された『FINAL FANTASY VII REMAKE』(スクウェア・エニックス)。戦闘システムなども変更され、オリジナル要素も追加されている

●死んだ人にとってはそれが全部

 クラウド一行は神羅カンパニーを打倒すべくレジスタンス活動に尽力していますが、その行いは正真正銘のテロ活動であり、必ずしも正義とは言えません。事実、作中で魔晄炉(まこうろ)を爆破した際に被害も出ており、日常生活を送っていたはずの人びとが不幸にも命を落としています。

 星の環境を守る上で犠牲はやむなしとする「バレット」を前に「ケット・シー」が一喝。「まえから言いたかった!」と語気を強め、続けて「アンタにとっては多少でも、死んだ人にとってはそれが全部なんやで……」と意見をぶつけました。

 バレットも自らの行為が正しいのか思い悩んでいますが、一度動き出した運命を止めることはできない。犠牲が出ると分かって戦いを仕掛ける者と容赦なく迎え撃つ者、そして戦いに巻き込まれて散っていく無数の命。ケット・シーが放った台詞には、そうした言いようのない悲しみや葛藤が内包されています。

●俺は俺の現実を生きる

 ありのままを受け入れることができず、理想を追い求めすぎて自分を偽ってしまう。こうした失敗は個人差こそあれど、人間なら誰しも一度は経験しているはずです。本作の主人公であるクラウドも同様で、「元ソルジャークラス1st」という肩書を携えて登場したものの、実際はソルジャー未満の一般兵止まり。加えて、記憶面も親友であった「ザックス」のものと混在していたことが発覚し、セフィロスの企みも合わさり、ついには精神崩壊を起こしてしまいました。

 精神崩壊によって再起不能かと思われたクラウドでしたが、地表から噴き上がったライフストリームに飲み込まれた際、ティファの助けを借りて自我を取り戻すことに成功。ライフストリームから脱出すると、閉ざしていた本来の記憶と向き合いつつ、セフィロスの野望を食い止めるために再び決意を固めます。

「もう幻想はいらない……。俺は俺の現実を生きる」。茫然自失から奇跡の復活を遂げ、自らを肯定する生き方に切り替えたクラウド。ゲームの主人公でなくとも骨身にしみわたる名言です。

 今回ご紹介した4つ以外にも、『FF7』にはインパクト抜群の名言がたくさん存在します。「興味ないね」や「女装に必要な何かがある」……など、シリアスなものだけでなく、注目したい口グセやユニークな迷言が盛りだくさん。25周年という節目の機会に、一度プレイしたら忘れられない迷言を振り返ってみてはいかがでしょうか。

(龍田優貴)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください