名古屋市で2年ぶり積雪 東海各地でも雪の影響、交通網乱れ

2年ぶりに積雪があった名古屋市で、雪で遊ぶ子どもたち＝同市中区で2025年1月10日午前9時53分、山崎一輝撮影

　強い冬型の気圧配置の影響で、10日は東海地方の広い範囲で雪が降り続き、名古屋市では1センチの積雪が観測された。同市での積雪は2022年12月以来。

　各地方気象台によると、10日午後3時までの愛知、岐阜県内の24時間降雪量は、本巣市52センチ▽白川村28センチ▽郡上市24センチ▽岐阜市10センチ▽名古屋市1センチ――。

　雪の影響で、名神高速道路や名古屋高速などの一部が一時通行止めとなったほか、東海道新幹線も速度を落として走行したため、遅れが発生した。

　事故も相次ぎ、岐阜県内では10日昼までにスリップ事故が計320件発生し、8人が軽傷。名古屋市北区の名古屋高速下り線では同日午後、車5台が絡む玉突き事故が発生し、4人が軽傷を負った。

　愛知県立特別支援学校1校と、岐阜県内の公立の小中高、特別支援学校など計75校が臨時休校となった。【田中理知、稲垣洋介】