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日替わり定食は白一色 オホーツクの農産物応援メニュー好評 北海道

毎日新聞 / 2025年1月11日 10時0分

クリームシチューなどのメニューで地元の農産物を味わう利用者ら=北海道網走市で2025年1月10日午後0時3分、本多竹志撮影

 オホーツク地方の農産物を応援する「農務課3白宣言フェア」が10日、北海道オホーツク総合振興局食堂「サボテン」であった。オホーツクが主要産地のもち米、てん菜糖、牛乳の白い農産物3品が食材となったメニューを提供。利用客らが地元の味で満腹になっていた。

 2022年度から始まった道農政部若手プロジェクトの地方版。道産食材の普及を目指す取り組みで、同振興局農務課でそれぞれの農産物を担当する20代の若手職員3人が中心になって実施した。

 管内のもち米生産量は上川に次ぐ道内2位で、てん菜も道内生産量の4分の1を占め、3カ所の製糖工場で砂糖が生産されている。牛乳は全道の生乳生産量の15%がオホーツクで、いずれも主要な産地になっている。

 メニューは、日替わり定食を「あばしり牛乳」を使ったクリームシチューとし、「きたゆきもち」で作った餅入りの汁粉を用意。食堂利用者全員にミルクプリンも無料提供された。日替わりメニューは、約20分で完売するなどの人気ぶりで、同振興局の女性職員は「食堂はいつも利用するが、こうしたイベントが時々あるとうれしい」と満足そうだった。

 企画したもち米担当の辻奏音さんは「食堂が素材を生かしたメニューにしてくれた。産地として広く知ってもらえたらうれしい」と人気ぶりを喜んでいた。【本多竹志】

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