“一年中収穫できる”和歌山・紀の川 援農&民泊で担い手確保へ
毎日新聞 / 2025年1月11日 15時30分
果物や野菜を一年中収穫できるとPRしている和歌山県紀の川市の藤井地区で、「援農」と「民泊」を組み合わせた都市住民ら対象の体験プログラム「ミカン王国WAKAYAMAみかんマイスターへの道~入門編~」が始まった。民家に宿泊(6泊7日)しながら、農家の有志団体「藤井の里くらぶ」のメンバーの畑で農作業をする。その畑の収穫物が食卓に上る。高齢化で人手不足の農業の活性化が狙いだ。3月2日まで実施する。【藤原弘】
2024年12月2日から8日まで、大阪市の田口雄太さん(26)が第1号として参加し、山の斜面に広がる川原隆彦さん(56)のミカン畑で収穫に汗を流した。田口さんは「ただの旅行ではなく、地域を知ろうと思った。作業は疲れるが、終わった後は気持ちがいい」。柑橘(かんきつ)類の不知火(しらぬい)の袋掛けにも挑戦し、「くらぶ」の他のメンバーを交えて語り合った夜もあった。
川原さんは「都会から若い人が来てくれると地域に活気が出るし、私たちもやりがいを感じる」と歓迎する。ちなみに年間で最も忙しい時期は、ほぼ同時に開花する桃や柿のつぼみを適量まで減らす摘蕾(てきらい)を行う3~4月という。
参加者の受け入れを担当するのは、22年8月に神奈川県小田原市から紀の川市に移住した二瓶(にへい)直樹さん(45)だ。かつてホテルの運営に携わった経験を生かして宿泊などを手がける会社「クノップ」を24年4月に起業し、プログラムを主催するコンサルティング会社「CASE」(東京都)の委託を受けて業務に当たる。二瓶さんは「(参加後は)この地域のファンになり、再び来てもらえたら」と期待する。
プログラムの詳細は、旅と仕事のマッチングサイトを運営するSAGOJO(東京都)のサイト(https://school.sagojo.link)へ。
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