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経済界トップに聞く 岩崎芳太郎商議所会頭「次の50年のため変わる1年」

MBC南日本放送 / 2025年1月22日 19時13分

MBC

ニューズナウではシリーズで、今年の抱負について経済界のトップに聞くインタビューをお伝えします。今回は、鹿児島商工会議所会頭の岩崎芳太郎さんです。

(鹿児島商工会議所 岩崎芳太郎会頭)「中心市街地がこの20年ぐらいで弱体化している。沈下しているまちは60万都市で珍しい」

鹿児島商工会議所会頭の岩崎芳太郎さん(71)です。県内で旅行業やバス事業などを展開するいわさきグループのCEOという立場からも、鹿児島経済の中心部・鹿児島市の天文館地区の活性化について危機感をもっています。

(鹿児島商工会議所 岩崎芳太郎会頭)「イオンが出てきたり、JR九州が国有地だったところに商業施設をつくったり。天文館はどんどん寂れていく。まちづくりに失敗した」

人口減少が進む鹿児島に活気を取り戻そうと、鹿児島市の下鶴市長が打ち出しているサッカースタジアム構想については、「市民の理解が十分に得られていない」と話します。

(鹿児島商工会議所 岩崎芳太郎会頭)「鹿児島のための経済とか地域を発展させるために、どういう風にどんな効果があるのかということが詰められていない。議論の対象になるほどの熟度がない。事業収支の甘いふざけた税金の無駄遣いだったら、いくら下鶴市長でも大反対する」

郊外に人が流れた中心市街地に人をどう呼び込むのか。岩崎さんが「その起爆剤に」と考えているのが、天文館の再開発構想です。いわさきグループ所有で、今は駐車場になっているホテル跡地などに、400戸規模のマンションが入る複合施設の建設を目指しています。

(鹿児島商工会議所 岩崎芳太郎会頭)「天文館を生き返らせる方法はたった一つしかないというのが持論。交流人口を増やすことで、中心市街地を活性化するという考え方は失敗している。唯一の方法は定住人口を増やすこと。鹿児島市の一つの都市計画のプロジェクトとしてつくりたい」

鹿児島の経済にも打撃を与えたコロナ禍を経て、今年は半世紀先を見据えた地域づくりのビジョンを打ち出す一年にしたいと話します。

(鹿児島商工会議所 岩崎芳太郎会頭)「地域はこうあるべきだ、こういうことをしないといけないという戦略を、まずは会議所(県商工会議所連合会)として打ち出して、次の50年のために、今、何をしていかないといけないのか。どう変わっていかないといけないのかを徹底的に極めて実行に移すのが今年」

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