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「自分の福を能登の人に分けられたら」恒例の『福男選び』一番福は高校2年生 被災地の神社関係者も“運営側”として参加「復興に向けた扉を開く思い」

MBSニュース / 2025年1月10日 18時10分

「自分の福を能登の人に分けられたら」恒例の『福男選び』一番福は高校2年生 被災地の神社関係者も“運営側”として参加「復興に向けた扉を開く思い」

 商売繁盛の神様「えべっさん」。西宮神社で恒例の「福男」選びでは、高校生が一番福になりました。

 1月10日午前6時、国の重要文化財・表大門が開くと、一気に人が駆け込んできます。西宮神社で行われたのは、本殿に到着した1番から3番までがその年の「福男」になれるという1月10日恒例の「開門神事 福男選び」です。さかのぼること1時間前…

 (記者リポート)「午前5時です。現在の気温は手元の温度計で-0.6℃。かなり冷え込んでいますが、神社の前にはすでに多くの人が集まっています」

 今季最大の寒波襲来に、参加者も戸惑っているようで…

 (参加者)「めちゃめちゃ寒いです。下2枚、上4枚(着てる)」
 (参加者)「54歳です。熱い心は持っているので」

 約1300人の中から前方のブロックのくじを引いたのは、216人。開門の瞬間を待ちます。

 一方、門の内側には特別な思いをもって参加している人がいました。石川県珠洲市の小林隼也さん(31)です。1年前の能登半島地震で、小林さんが神職を務める神社が被害を受けました。被災地の復興の扉を開きたいという思いから、今回の開門神事に運営側として参加しています。

 (小林隼也さん)「現在も避難されている方がいて、それぞれの人の心情、計り知れないものがあります。自分が復旧・復興に向けた扉を開く思いでいます」

 そして、午前6時、参加者が開門と同時に一番乗りの参拝を目指して230m先の本殿まで全速力で駆け抜けます。2番手に大きな差をつけて一番福を手にしたのは、陸上部に所属していて、今年初参加の兵庫県宝塚市の高校2年・大岸史弥さん(17)。

 (一番福 大岸史弥さん)「全然実感がないんですけど、今年をいい1年にできたらと思います。自分の福を能登の人などに分けられたらなと思います」

 二番福は、龍谷大学3年の小松勇輝クワァベナさん(21)。三番福は、同志社大学4年の矢吹彰大さん(22)でした。

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