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SixTONES京本大我、活動軸に“日本ファン”の存在 ミュージカルにおけるアイドルの存在意義とは【「第77回トニー賞授賞式」WEB独占インタビュー】

モデルプレス / 2024年6月13日 6時0分

― 京本さんも“後輩のために何かしてあげたい”という思いはありますか?

京本:まだ早いんじゃないですかね?でも頼られると倍にして尽くすタイプではあります(笑)。最近は「流星の音色」(2022年)など自分の舞台に後輩が出てくれることもあるのですが、後輩たちがミュージカルを嫌いにならないように、挫折しないように心がけて接していました。苦労することもたくさんありますが、それでめげないよう、ご飯に連れて行ったり、現場で「こうしてみたら?」と圧にならない程度にアドバイスしてみたり…。それぐらいのことはできますが、大々的に後輩のために何かするのは僕がやってもまだ説得力がない気がします。もちろん頼まれたり、後輩に「見てください」と言ってもらえたりしたら引き受けますが、あまり自分からは恥ずかしくていけないですね(笑)。「なんだ?この先輩イキって」「先輩ヅラしやがって」と思われたくないです(笑)。

ただ、どこまで届くか分からないですが、自分が戦っている姿や挑戦していく姿が、後輩への1つの提示になればいいなと思います。「ニュージーズ」を継いでくれた岩崎大昇(※「崎」は正式には「たつさき」/美 少年)は「アドバイスください!」「ご飯行きたいです!」と言ってくれて、この前も2人でご飯に行きました。僕にできることは全力で返しつつ、自分自身はまだまだ未熟者で何も確立できていないので、まずは自分を確立させるところからだと思っています。

― 具体的に確立したい理想像は?

京本:どれだけ頑張ってもアイドルはアイドルなので、そこを楽しんでもらえる役者になりたいです。「ミュージカル俳優さんのお芝居も素敵だけど、アイドルをやっている京本の芝居もありだよね」といろいろな方に受け入れてもらいたい。ずっとレッスンをしてきたわけでもミュージカルを学ぶ大学に通っていたわけでもないので、ある意味雑味があって我流なところは一つの魅力になると思います。プロの方々には及びませんが、アイドルで経験してきたことが血となり肉となり唯一無二の形にすることが、僕らアイドルが役者として呼んでもらえる意義であり理想の形だと思います。

◆京本大我が“伝えるうえで大切にしていること”

― 番組を通じてミュージカルに初めて触れる方に向けて、京本さんが伝えたい魅力を教えてください。

京本:日本は特にミュージカルを観る層が限られているのかなと思っていて、僕もいろいろな作品を観に行かせていただくと、特に男性の観客の方が少ないなと感じることがあります。ミュージカルは一括りにできないぐらい、いろいろなテーマで作品が作られているので絶対ハマっていただける作品が人それぞれ見つかると思います。今回ミュージカル作品賞にノミネートされている作品の中ですと「アウトサイダー」は男性が観てもかっこいいなと思うシチュエーションが沢山あります。まずは、この「トニー賞授賞式」でミュージカルの魅力にラフに触れていただき、日本で上演される機会があったときに観に行くきっかけになったら嬉しいです。

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