Snow Manラウール、個人活動をグループへ還元 揺るぎない信念にファンの存在「大切に想っている人の大切なものは僕も大切にしたい」【「赤羽骨子のボディガード」インタビュー】
モデルプレス / 2024年8月2日 6時0分
◆ラウール、荒邦役で挑んだ新たな挑戦
ラウールといえば、今年6月に開かれたパリファッションウィークにて「メゾン ミハラヤスヒロ(Maison MIHARA YASUHIRO)」2025年春夏コレクションのショーに出演。前例に囚われず常に最前線で挑戦し続けているが、今作では役柄自体が新たな挑戦になったそう。「今まで僕が見せてこなかった面がかなり詰まっていると思うので、新鮮に受け取ってもらえるんじゃないかな。僕は普段、ほんわか系なのですが(笑)、荒邦はオラオラ系なので、コミカルな要素も含めて、これまで出してこなかった一面を楽しんでもらいたいです」と普段の自分とは異なる一面があると明かした。
たしかに、クリーンなイメージの彼とヤンキー高校生とでは、正反対のキャラクターに見えるかもしれない。ギャップがあるからこそ葛藤もあるというが、それでも役と正面から向き合い、荒邦の本質を理解し演技にも活かしていた。「原作を読んでいても感じたのですが、荒邦は決して怖く見えないんですよね。それよりは『おもろい奴だな』『可愛い奴だな』という印象の方が強かったので、一見怖そうな雰囲気は出しつつも、第三者から見たら『こいつ、何やってんだ(笑)?』と思うようなラインを意識していました。ただ『なんかかっこいいよね』と思えるところもあって、その塩梅が絶妙でした。石川(淳一)監督とお話できる機会が多かったので、シーンを撮る前に2人で集まって『ここはどれぐらいのテンション感かな?』とよく話し合っていました。
あと、“どこまで振り切れるか”という挑戦はありました。作品の現場でユーモラスなことをやるのは、その一手にかかっている気がして、すごく怖かったんです。テストの時は出来たのに本番だと出来なくて『さっきの方が良かった』と言われることは結構ありましたね。『さっきのあれやんないの?』と言われたら、僕も『え、やっていいの?』と出来る瞬間が多々ありました(笑)。“映画の撮影だ”と思ったら本当にビビっちゃうので、気にせずにやっていました」。
◆ラウール、刺激を受けた同世代俳優の存在
「ハニーレモンソーダ」出演当時のリアル高校生から月日が経ち、20代でまた違った高校生を演じたラウールは「現場の高校生活がすごく楽しくて『うわ、もっと高校生活楽しんどけば良かった』みたいな後悔が出てきました(笑)。実際の高校生活は、多分トータル10秒ぐらいしか喋ってなかったです。それぐらいガードが硬く、“陰なる道”を極めていたので『自分、何してんだ!?』と思いました(笑)」と思わず実際の高校生活を振り返るほど充実した現場だったことを回顧。自然体な共演者が多かったからこそ、自身も素でいられたと言い、「皆が人間味溢れていて、表裏のない方ばかりが集まっていた現場だと強く感じていました。だからこっちも構える必要がなく、ものすごく気楽でしたね。皆さんのキャラクターも極めている分野もバラバラだったので面白かったです。俳優さんたちとは、どういう役をやりたいのかなどお芝居の話をしていて、すごく勉強になりました」と話した。
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