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フジ新人・梶谷直史アナ、“15年野球一筋”最大の挫折乗り越え「自分史上最高の経験ができた」培った精神力から飛び出す力強い言葉の数々【モデルプレスインタビュー完全版】

モデルプレス / 2024年10月1日 17時0分

僕は運良く、大学入学前から練習に参加できる「2月組」で選ばれて入部しましたが、イップスが治っていない状態を隠したまま、初登板で全然ストライクが入らず「大丈夫か」と不安に思われていました。ですが、当時の監督にできない状態を精神的なものではなく技術的なものだと置き換えるよう言われたことが、考えを転換する大きなきっかけになりました。結果はすぐに出ないかもしれないけれど誰よりもとにかく練習して、徐々にその年の9月、10月くらいから少し結果が出るようになっていきました。

ただ、その矢先にまた怪我をしてしまったんです。その後半年ぐらいボールを投げなかったのですが、1度挫折を経験したからこそ、そんなにマイナスに落ち込まず、その前まで少しずつ結果が出てきていたので、怪我の期間でよりパワーアップして帰ろうと前向きに捉えられました。大学の新人戦では法政大学にコールド負けして弱い世代と言われた中で、最後の大会はリーグ戦も優勝して大学の日本一を獲ることまでできて、1番良い景色を見ることができました。野球部での経験は今思うと、練習がしんどかったので戻りたくはないですが自分史上最高の経験ができたなと思います!

引退して同期と会った時に笑って話せるんです。全員が辛い思いをして同じ苦しみを味わったからこそ、今だから言える当時の気持ちや本音があって「あの練習は正直しんどいと思った」「監督やコーチ、選手との意見のぶつかり合いの時の心境は?といった生の声を聞けて楽しかったです。それでも、先輩方や同期、後輩、コーチ、監督と周りの方が支えてくださったのでここまでやり抜くことができました。どのフェーズでも仲間に恵まれたことが大きかったです。今も同期やアナウンス室の環境にも恵まれていることをとても実感しています。

◆梶谷直史アナ、野球部の経験が活きている瞬間

― そういった野球部の経験はアナウンサーになってから活きていると感じる瞬間はありますか?

梶谷アナ:緊張をあまりしないことです。野球は生の反応がある観客が大勢いますが、テレビはカメラとスタッフの方が何人かいるという感じなので、人が少ないという面で少し緊張しないのかなと思います。緊張している時はワクワクするというか、自分に期待をするから緊張するわけであって、だからこそ楽しめます。元々は緊張に弱くて登板の前日は緊張して睡眠が浅くなってしまって、ご飯も当日は食べられなかったんですが(笑)、ある時から開き直ることができました。緊張しているということはアドレナリンも出るので、それだけパフォーマンスも上がります。今は緊張している時の方が「いける!」と思いますし、いつもより力が出るとプラスに捉えられるようになりましたし、それが1番仕事にも活きてきました。また、たとえ生活リズムが崩れても、野球で体力的、精神的には鍛えられたので辛くないというのも大きいと思います。

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