THE RAMPAGE吉野北人、高畑充希から学んだ“座長としての姿” これまで叶えた夢の裏で必ずやっていたこと【「遺書、公開。」インタビュー】
モデルプレス / 2025年1月22日 17時0分
◆ヘアメイクはできるだけしない――役作りでのこだわり
― 個性豊かなクラスメイトがたくさんいる中で、外見・内面それぞれ役作りでこだわった点を教えてください。
吉野:できるだけ地味に、あまり存在感を出そうとしすぎないようにしました。すごく個性的で感情をむき出しにするキャラクターが多かったので、自分は1歩引いて周りを見ているような感覚で、感情を出しすぎないというところは結構心がけていました。
見た目もリアルに基づきながら忠実であることを意識していて、最初の衣装合わせのときに「メイクもできるだけしないでほしい」と伝えました。メイクすることがキャラクター的に違和感でしかないし、学ランを着てメイクしているイメージが全然沸かなくて。髪も「セットした感じではなく、できるだけナチュラルにやりたいです」とお伝えしたら、監督も納得してくださって。あとは原作に寄り添っていった感じです。
― 学ランを今着る気持ちはいかがでしたか?
吉野:もう28歳になるんですけど、見た目的には「全然いけるかな」みたいな(笑)。周りの皆が僕より若い人がほとんどだったので「大丈夫かな」と思っていたんですけど、衣装合わせで着てみたら、監督から「1番違和感がない、1番若い」と言われたので大丈夫でした(笑)。
◆吉野北人&池永柊夜の共通点
― 普段アーティストとしてステージに立って存在感を示していく吉野さんと池永柊夜は逆のタイプとも言えると思いますが、池永として物語に入り込む難しさはありましたか?
吉野:いや、それはあまりなかったです。現場の雰囲気で自然と入り込めました。ライブはライブで、演出やファンの方の声援で「自分はスターだ!」みたいな気持ちでやっているので、現場の雰囲気が全く違う感じです。
― 池永柊夜は地味だけど存在感を感じさせるキャラクター。主人公として存在感を出す必要がありますよね。
吉野:そこは難しかったですね。地味にしなきゃいけないけど、主役という立場で全体を見ていないといけない。それは絶妙な感覚でやっていました。
― 他のキャラクターの雰囲気に合わせて、ご自身の表現の強弱も変えたり?
吉野:そうですね。リアクションや表情を撮られることが多かったので、そういった部分でなるべく心境が伝わるように意識しました。
― 吉野さんが池永柊夜と内面的に共通していることや「ここは親近感があるな」と感じた部分はありましたか?
吉野:池永は普段はあまり前に出ないタイプなんですよね。でも正義感が強いところがあって、お人好しというか「それは違うよ」と口を出したりとか。僕も普段はそんなにガツガツ前に出るようなタイプじゃないんですけど、行くときは行くし、でも普段はちょっと遠慮しがちなところは似ているなと思いました。
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