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この春新登場!金融アナリストが注目するETFと投資信託3選

MONEYPLUS / 2024年4月13日 7時30分

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この春新登場!金融アナリストが注目するETFと投資信託3選

2024年に新NISAがスタートし、各社が次々と魅力的でユニークな投資信託やETFをリリースしています。またコスト面でも熾烈な争いが起こっているようです。投資家としては良い選択肢が増えていくのはありがたいことですね。

今回はこの春に新規上場、新規設定されるETFや投資信託で皆様にぜひ知っていただきたい商品を3つご紹介いたします。


グローバルX 革新的優良企業 ETF(178A)

まず、2024年4月10日上場のGlobal X Japanの新たなETFである、「グローバルX 革新的優良企業 ETF(178A)」をご紹介します。世界の大型優良企業15社により構成されるMirae Asset Global Innovative Bluechip Top 10+ Indexとの連動を目指すETFとなっています。世界の時価総額250億米ドル以上、1日平均売買代金5000万米ドル以上の銘柄をユニバース(特定の基準に基づいて選ばれた一群の銘柄や資産)とし、3四半期平均ROCE(使用資本利益率)がプラスであり、なおかつ過去5年間の売上高成長率がプラスである銘柄を組入候補銘柄とします。

つまり、収益性や成長性、財務的にも優良な“ブルーチップ”と呼ばれるような大型優良企業15銘柄に集中投資をできるETFだといえます。

特徴としては、組入候補銘柄の中から(1)AI・ビッグデータ、(2)半導体、(3)ヘルスケア・バイオテクノロジー、(4)次世代モビリティ・バッテリー・再生可能エネルギーの4つのテーマにおいて時価総額上位2位に入る銘柄を選定し、時価総額に基づき3位以下の銘柄をランク付けして、15銘柄に達するまでテーマに関係なく上位の銘柄を選定しているとのこと。選定された銘柄は均等加重により構成比率が決定されます。原則として毎年4月および10月の第三金曜日に指数構成銘柄および構成比率の見直しが行われるとのことです。

生成AI関連の本命株であるエヌビディアや、EUV半導体露光装置でトップのASML、Facebookのメタ・プラットフォームズ。世界トップの半導体製造技術(微細化技術)を有し、半導体受託製造の世界シェアが半数以上を占めるTSMC 。無線通信向け半導体に強みのあるブロードコム。医薬品や動物用の健康製品の開発・製造・販売を行う製薬会社で、肥満症治療薬で躍進しているイーライリリー。データベースの最大手のオラクル。Googleを運営するアルファベット。世界最大手のEVの電池メーカーであるコンテンポラリー アンプレックス テクノロジー。世界最大規模の独立系バイオ医薬品企業のアムジェン。そして、おなじみのアップル、Amazon、マイクロソフト、アドビ、テスラと、魅力ある銘柄が目白押しです。

コストは年率0.4125%(税込)以内と高めですが、アクティブファンドの中では割安といえるのでは。また、組み入れ銘柄を参考にすれば、大型ハイテク株を個別で選ぶヒントにもなると思います。

楽天・インド株Nifty50インデックス

次に、最安コスト0.308%のインド株ファンドで新NISAの成長投資枠にも対応している「楽天・インド株Nifty50インデックス」をご紹介します。2024年4月5日に新規設定されました。

インドの代表的な株価指数のNifty50指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指すファンドで、楽天証券で販売されます。Nifty50指数はインドを代表する株価指数の一つで、インドの国立証券取引所に上場している浮動株調整後の時価総額、流動性の基準を用いて選定した50社の株式で構成される株価指数です。1995年11月3日の基準日を1,000としてインド・ルピー建てで算出されます。採用銘柄の入れ替えは半年ごとに行われます。2023年までの10年で300%超のパフォーマンスを出しているようです。すごい成長力ですね。

どんな銘柄が組み込まれているのかというと、グローバルな企業に金融サービスを提供しているインドの3大民間銀行であるHDFC銀行やICICI銀行。インドの財閥系企業でコングロマリット経営をするリライアンス・インダストリーズ。インドのITサービス大手のインフォシス。インド最大級にして世界有数の自動車メーカーのタタ・モーターズなどインドを代表する企業が組み込まれています。

インドは昨年中国を抜き、世界一多い人口を抱える国となりましたが、人口ボーナスが見込まれること、個人消費が活発で内需の成長が目覚ましいのが特徴。所得水準の上昇や中間所得者層の増大は継続する見通しで、世界最大の消費地になると期待されています。2024年1月末にインド財務省は、改革の進展によって今後3年で国内総生産(GDP)を5兆ドルに乗せて日本を抜いて世界第3位の経済大国になるとするレポートを発表。先進国よりリスクは高いと考えられますが、地域分散という意味でもインドへの投資を検討する価値はあると思います。

SBI・J-REIT(分配)ファンド(年4回決算型)

そして最後に、当初募集期間(投資信託が運用開始される前の期間)が4月19日に始まるJ-REITに投資するファンドで“最安コスト”をうたうSBI・J-REIT(分配)ファンド(年4回決算型)をご紹介させてください。愛称はSBI日本シリーズ-J-REIT(分配)で、新規設定は5月8日です。

REITは一般的に不動産投資信託と言われます。投資家から資金を集めて、不動産のプロが不動産へ投資して得た賃貸料収入や不動産の売買益を原資として投資家に還元する投資信託です。J-REIT市場は利回りが高い商品も多いことや株式市場と比較すると株価的に上昇が遅れている(出遅れ感がある)が指摘されていることで魅力を感じる方もいらっしゃるのでは。

SBI日本シリーズ-J-REIT(分配)は、分配金利回りに着目し、高水準のインカムゲインと中長期的な値上がり益の獲得によるトータル・リターンの追求を目指し、中長期的な値上がり益の獲得につながるだけの経営力等があるREITかどうかを選定してポートフォリオを組むアクティブファンドとのことで、年4%を超える配当利回りとなる見通しです(分配月は2月・5月・8月・11月の年4回)。

注目すべきコストは、年率0.099%(税込)と、J-REITを投資対象とした投資信託の中で最安の運用コストになっています。アクティブ(プロが選んでくれる) 投資信託で、このコストは異次元と言えそうです。新NISAの成長投資枠の対象ファンドとなる模様です。


商品を選ぶ前にはご自身の投資の目的や、どのように運用したいのかを考えていただくことをお勧めします。気になる商品はしっかりと調べて、自分の投資方針にフィットするか、投資金額の目標に沿うかなど精査してください。

また、今後もよりコスト面や内容が魅力的なETFや投資信託が出てくるのではないかと個人的にも期待します。また新しい情報も共有させていただきますね。この記事が皆様の投資の参考に少しでもなれば幸いです。

投資管理もマネーフォワード MEで完結!複数の証券口座から配当・ポートフォリオを瞬時に見える化[by MoneyForward] ※本記事は投資助言や個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。

(三井 智映子)

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