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マツダと言えばやっぱロータリー! 名機「13B」を搭載した名車種3選

MōTA / 2020年11月14日 9時7分

マツダ RX-7(FD型)

マツダが世界で初めて量産化に成功したロータリーエンジン。中でも「13B型」は、1973年のルーチェに搭載されてから2012年に生産終了したRX-8まで、約39年間にわたり搭載され続けた主力エンジンです。今回は、マツダのロータリー史の主役である「13B型」ロータリーエンジンを搭載する代表車種を3選をご紹介します。

マツダ RX-8 SPIRIT R[特別仕様車・2012年式]

世界に照準を絞ったロータリースポーツ 2代目RX-7(FC型)

1985年に登場した2代目RX-7(FC型)は、5ナンバーのコンパクトなロータリースポーツカー。ボディバリエーションは、3ドアファストバッククーペとカブリオレを展開しました。

バネ下重量の軽減を目的とした日本初のアルミ製ブレーキキャリパーの採用や、加重によってリアタイヤのトーを変化させるトーコントロールハブを搭載。キャッチコピーの「4WS感覚」が示すように、当時の流行でもあった四輪操舵の感覚を味わうことができます。

また、軽量コンパクトなロータリーエンジンの特性を活かし、前後重量配分は50.5対49.5という理想的なバランスを実現。そのカミソリのようにシャープなハンドリングは、「乗り手の技量が必要」とまで言われました。

改良を重ねわずか5年で出力を30PSアップ

1973年のルーチェに初めて搭載された13B型ロータリーエンジンは、さらなる高出力かを求めツインスクロールターボを装着し「13B-T型」となります。また、2代目RX-7に搭載するために軽量化され、エンジン内部の加工によって、高出力化に伴う耐久性と信頼性の向上が図られました。

2代目RX-7のデビュー当初の最高出力は185PSですが、後期型の「アンフィニ」では、ターボやエンジンの吸入空気量を測定するエアフロメーターなどの改良が行われ、最高出力は215PSまで引き上げられます。

マツダ 2代目RX-7(FC型)の中古車相場

■全長×全幅×全高:4335mm×1690mm×1270mm ■エンジン:2ローターRE 1308cc ガソリンターボ ■最高出力:205PS/6500rpm ■最大トルク:27.5kg・m/3500rpm ■トランスミッション:5速MT ■駆動方式:FR ■販売期間:1985年~1992年 ※スペックは、1990年式

■中古車掲載台数:1台

■中古車相場:152万円

※中古車掲載台数および相場は、2020年11月12日時点のデータ

日本で最後のリトラクタブルヘッドライト装備モデル 3代目RX-7(FD型)

1991年のフルモデルチェンジによって誕生した3代目RX-7(FD型)は、リアハッチを持つ3ドアファストバックのパッケージングを継承。流麗で抑揚感のあるエクステリアや、ドライバーを囲むように配置された計器類を持つインテリアが特徴的です。

また、RX-7のアイコンでもあるリトラクタブルヘッドライトは、2003年の生産終了まで装着され続け、日本車最後のリトラクタブルヘッドライト装備モデルとなりました。

自主規制いっぱいの280PSを発生するツインターボロータリー

3代目RX-7の心臓部分には、ツインターボ化された「13B-REW型」を搭載。デビュー時点での最高出力は255PSでしたが、後期型のMT仕様では、自主規制いっぱいの280PSまでパワーが引き上げられます。

ハイパワーかつ軽量なハンドリングマシンを追求していたFD型RX-7は、ロータリーエンジンを搭載したピュアスポーツカーとして約12年という長期間に渡って製造され続けました。

マツダ FD型RX-7の中古車相場

■全長×全幅×全高:4285mm×1760mm×1230mm ■エンジン:2ローターRE 1308cc ガソリンツインターボ ■最高出力:280PS/6500rpm ■最大トルク:32.0kg・m/5000rpm ■トランスミッション:5速MT ■駆動方式:FR ■販売期間:1991年~2003年 ※スペックは、2000年式

■中古車掲載台数:75台

■中古車相場:204万円~877万円(応相談含む)

※中古車掲載台数および相場は、2020年11月12日時点のデータ

新世代ロータリーエンジン「RENESIS」を搭載したRX-8

2003年に登場したRX-8は、RX-7の後継モデルとしてデビュー。エクステリアのデザインは低いボンネットと緩やかなルーフラインにより、スポーツカーらしいスタイリングになっています。

一見すると2ドアクーペのようにも見えますが、実際は観音開きの「フリースタイルドア」を採用する4ドアクーペで、大人4人がゆったり乗れるスペースを確保。また、インテリアでは前席から後席まで貫かれたセンターコンソールを持ち、独立した4座を備えています。

環境性能に対応しきれずロータリースポーツの歴史に幕

小型化されたRX-8のロータリーエンジンは、高性能化した自然吸気の新世代ロータリーエンジン「RENESIS(レネシス)」。654ccローターを2機直列に配置する「13B-MSP型」は、最高出力の250PSを8500rpmという高い回転域で発生させます。

振動が少なく電気モーターのような回転フィールはそのままに、環境性能に対応した新世代ロータリーエンジン「RENESIS(レネシス)」でしたが、惜しまれつつも2012年6月に生産。これにより、1967年のコスモスポーツ登場から続くロータリースポーツ約45年の歴史に幕を下ろすことになります。

マツダ RX-8の中古車相場

■全長×全幅×全高:4435mm×1770mm×1340mm ■エンジン:2ローターRE 1308cc ガソリン ■最高出力:250PS/8500rpm ■最大トルク:22.0kg・m/5500rpm ■トランスミッション:6速MT ■駆動方式:FR ■販売期間:2003年~2013年 ※スペックは、2005年式

■中古車掲載台数:358台

■中古車相場:29万円~374.9万円(応相談含む)

※中古車掲載台数および相場は、2020年11月12日時点のデータ

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