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スズキ・ジムニーのフルモデルチェンジで、ほぼ四半世紀スズキの軽を支えてきた名機K6Aが姿を消す

MotorFan / 2018年6月2日 12時15分

スズキ・ジムニーのフルモデルチェンジで、ほぼ四半世紀スズキの軽を支えてきた名機K6Aが姿を消す

現行スズキ・ジムニーが搭載している0.66ℓ直列3気筒DOHCエンジンは、K6Aという型式だ。登場は、1994年。じつに24年もの長い間、現役でい続けた名機と言える。ジムニーのフルモデルチェンジが迫るいま、いよいよK6Aが表舞台から姿を消す。

名機K6Aもついに表舞台から姿を消す……

 現行ジムニーが搭載するK6Aが国内デビューしたのは、1994年のこと。それ以来、長い間、スズキの軽自動車の主力ユニットとして活躍してきた。その後、大幅なロングストローク化が図られた新世代エンジンとしてR06Aエンジンが新開発され、現在ではスズキの軽自動車は「ほぼ」このR06Aエンジンを搭載している。

「ほぼ」と書いたのは、例外であるジムニーの存在があるからだ。




K6A型エンジン
直列3気筒DOHCインタークーラー付ターボ
ボア×ストローク:68.0×60.4mm
圧縮比:8.4
燃料供給:ポート噴射(電子制御燃料噴射装置)
最高出力:47kW(64ps)/6500rpm
最大トルク:103Nm/3500rpm
バルブ駆動:ダイレクト
可変バルブタイミング機構:Intake

  K6Aは、シリンダー部にウェットライナー式の鋳鉄製スリーブを用いるアルミ合金製ブロックを採用している。クランクベアリング部分でブロックを上下に分割する構造により、メインベアリング部に高い剛性を確保している。ほかにもローラーチェーンによるカムシャフトの駆動や長めのコンロッドにショートストローククランクなど、レーシングエンジン的な設計手法が目立つが、その出力特性はフレキシビリティに富んだ味付けとなっている。

 
 ジムニーに搭載するのは、ターボ仕様のみだが、かつてはもちろん自然吸気(NA)仕様も存在した。ターボ仕様も、圧縮比違い、燃料噴射方式違い(DI=燃料筒内直接噴射仕様も存在した)などのバリエーションがあった。エンジン搭載方向も、縦・横どちらのコンフィギュレーションに対応していた。

 7月と噂されているモデルチェンジで、スズキ・ジムニーのエンジンは、おそらくK6AからR06A型へ変わるだろう。またひとつ、20世紀に生を受けたエンジンが姿を消すことになる。

こちらは直噴仕様のK6A。スズキ・セルボSRなどが搭載していた。

 K6Aエンジンを搭載しているのは現行ジムニーのみ、と書いたが、じつは、もう1台、K6Aエンジンを積むモデルがある。
 それは、ケータハムSEVEN160である。
 スズキから供給を受けるK6Aをチューンして、最高出力を58.8kW(80ps)/7000rpm、最大トルクを107Nmままで高めたエンジンを搭載しているのだ。

ケータハムSEVEN160


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