トヨタのハイエンドパフォーマンスユニットはツインターボで武装:V35A-FTS
MotorFan / 2018年8月5日 15時35分
■V35A-FTS シリンダー配列 V型6気筒 排気量 3444 cc 内径×行程 85.5mm×100.0mm 圧縮比 10.476 最高出力 310 kW/6000rpm 最大トルク 660Nm/1600-4800rpm 給気方式 ターボチャージャー カム配置 DOHC ブロック材 アルミ合金 吸気弁/排気弁数 2/2 バルブ駆動方式 ロッカーアーム 燃料噴射方式 DI+PFI VVT/VVL IN/×
トヨタ製としては90年代前半の直6・2JZ-GTE(初期型)以来のツインターボ・エンジン。北米市場の高級車に軒並み採用される、ドイツ御三家やGM&フォード、日産の400ps級V6に対抗する位置づけとなる。
ストレート吸気ポートと41度のバルブ挟み角は、新アーキテクチャー・TNGA設計エンジンに共通の仕様。トヨタ自製のターボチャージャーは高迎え角・大径のタービンブレードを備え、電動ウェイストゲートで過給圧を制御される。インタークーラーは水冷+空冷の二段冷却で、過給レスポンスを高めるためターボと吸気チャンバーの間にダイレクトに置かれる。この手法は欧州流V型バンク間排気ではやりにくい。吸気側VVTは電動連続可変のVVT-iEとし、6つの噴射孔を持つ直噴インジェクター装備の新・D-4STを使用する。クランクシャフトはラダーフレームで支持剛性を強化され、低振動化に貢献する。登場間近と言われる新型スープラにも搭載される予定。
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