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ハーマンインターナショナル:J.D. パワーとのデータ活用提携を開始

MotorFan / 2018年8月24日 20時5分

ハーマンインターナショナル:J.D. パワーとのデータ活用提携を開始

ハーマンインターナショナルは、コネクテッドカーとカスタマーインサイトのデータ統合を目的として、 J.D. パワーとのデータ活用提携を開始することを8月13日に発表した。

 今回のデータ活用提携では、J.D.パワーが所有するカスタマーインサイトのデータを、ハーマンインターナショナル所有のコネクテッドカーのデータと統合することで、自動車ドライバーの行動傾向等に関する正確なフィードバックを自動車メーカーに提供することが可能になる。

 自動車産業において新しいテクノロジーが急速に発展しつつある現在、ドライバーの傾向や嗜好を把握することが、自動車メーカーにとってこれまで以上に重要になっている。J.D.パワーは消費者インサイト、データアナリティクス、自動車アドバイザリーサービスの国際的なリーダーで、50年間にわたって自動車の消費者に関わる充実したインサイトを提供し続けてきた。また、ハーマンインターナショナルは、コネクテッドテクノロジーのリーダーであり、自動車、消費者および法人市場向けのハードウェア、ソフトウェア、機械学習および各種サービスを提供している。

 今回ハーマンインターナショナルは、従来より自社で活用していた、自動車クラウドソリューション「HARMAN Ignite」によるドライバーの利用パターンに関するデータに、J.D.パワーの消費者データと組み合せることで、消費者がどのようにシステムとのやり取りを行っているか、また車内での体験に求めているものについて、機能レベルでのインサイトの可視化を可能にした。このサービスにより、自動車製造のOEM企業やサプライヤーは、改善の余地が見込める分野を見極め、求められる機能や特性をより迅速に市場に投入することができる。

 加えて、カスタマーエクスペリエンスの向上、より効果的な問題解決、自動化が進む車に対して消費者が求めるものなど、様々な分析を行うことで、進化を続けている自動車が、どのように消費者ニーズに応えていくべきかをより適切に把握することができる。

  J.D.パワーでシニア・バイス・プレジデント(グローバル自動車担当)を務めるダグ・ベッツ氏は、「私はキャリアの大半をOEMの側で過ごしてきたので、この業界が長い間このようなソリューションを待ち望んでいたことをよく知っています。 想い描くのは簡単でしたが、実現のためには単一の企業ではとても揃わないスキルセットが必要です。今回我々2社の提携によって、消費者と車両のデータを融合し、原因と結果の明確な見通しを提供するという、まさに夢のような取り組みを確実に実現できるのです 」と語った。

 また、ハーマンコネクテッド・サービスのプレジデント兼ハーマンインターナショナル最高技術責任者でもあるサンジェイ・ダワン氏は、「J.D.パワーは業界のあらゆる企業の中で、 カーユーザーの満足について最も深く理解しています。 コネクテッドカー、 ソフトウェア、 そして統合に関するハーマンの専門知識を活用して、 コネクテッドカーが持つエキサイティングな可能性の実現に着手します。 これらには安全性の強化、 さらなる性能の向上、 より深くパーソナライズされた体験が含まれます 」と語っている。

 本サービスは、データの共有を許可した消費者からのみデータが収集される。 このデータは消費者のプライバシーを守るために匿名化されて集約される。

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