ティアフォー:完全自動運転EVを使ったモビリティサービス「One Mile Mobility」の試験運用開始、ビジネスモデル創出へ
MotorFan / 2019年2月19日 16時35分
ティアフォーは、2019年春頃より愛知県を対象として、4人乗りの完全自動運転EV「Milee(マイリー)」等の自動運転車両を使ったモビリティサービス「One Mile Mobility(OMM)」の試験運用を開始する。本サービスは、アイサンテクノロジーおよび岡谷鋼機と共同で実施し、消費者や民間企業が費用を負担する従来のビジネスモデルではなく、自治体と一体となった新たなビジネスモデルの創出を目指す。
本サービスにおいてティアフォーは、完全自動運転EV「Milee」等の車両、およびそのモビリティサービス用ウェブプラットフォーム「Web.Auto(ウェブ・ドット・オート)」を提供する。
「Milee」は、電動ゴルフカートをベースとした車体に3次元レーザースキャナ(LiDAR)と単眼カメラをセンサーとして搭載し、認知・判断・操作のすべてをオープンソースの完全自動運転ソフトウェア「Autoware」で自動化した車両。モバイル通信で「Web.Auto」の各種ウェブサービスに接続されており、サービス事業者が運行管理できる仕組みになっている。
「Web.Auto」は、ティアフォーが開発を手がけるウェブプラットフォームで、配車管理や遠隔操縦のほか、3次元地図配信、人工知能(AI)のオンライン学習、走行データ管理、サポートセンター接続といった完全自動運転車両の運行に必要なウェブサービス機能が含まれている。
本サービス開始に先立ち、2019年2月下旬から3月にかけて「モリコロパーク」(愛知県長久手市「愛・地球博記念公園」)にて公園管理道路内を活用した試験運用を行う予定。試験運用後半には来園者の試乗も計画しており、専用アプリを使って、走行ルート内で「Milee」を呼び出したり、実験用に設置された模擬のバス停に移動したりすることができる。
今回の試験運用では、「Web.Auto」の機能の内、配車管理「Autoware FMS」、遠隔操縦「Autoware Drive」、3次元地図配信「Autoware Maps」を利用する。「Autoware FMS」は、バス停やモバイル端末にインストールされたアプリからの配車依頼に対し、完全自動運転車両の配車管理を行う。「Autoware Maps」は、「Autoware FMS」と連動し、各々の完全自動運転車両が必要とする経路探索と3次元地図配信を行う。「Autoware Drive」は、完全自動運転車両が走行不可能になる等の万一の場合にモバイル通信を利用して遠隔操縦室から車両を制御する。
国産の完全自動運転車両とウェブプラットフォームが一体となってパッケージ化されたモビリティサービスの導入は全国初。
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