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【経営者が明かす】転職で「失敗しない」ための、企業の決算書の読み方

マイナビニュース / 2024年4月2日 7時13分

画像提供:マイナビニュース

転職する際に何を基準に選びますか?

・年収
・スキルが活かせる
・新しいチャンレンジ、スキルアップ
・勤務地

これを機に是非、加えて頂きたい基準があります。それが、"決算書"です。決算書を読み解くのは難しいと思われがちですが、ポイントさえ押さえれば数十分で、また慣れてくれば2~3分程度で企業の概要が掴めます。

決算書を分析する事で企業の安全性、成長性、課題、戦略を知る事ができます。候補企業の採用条件やホームページ、人事部との面接だけで決めるのは「お付き合いをする相手を雰囲気で決めていること」と似ている気がします。

お相手がどのように過去に努力され成長していらっしゃったかを知れると、もっと好きになりませんか? 決算書にはそういう本質的なポイントを教えてくれる魅力があるのです。

○経営の安全性をみよう!

企業の経営の安全度を確認するには貸借対照表を見るとわかります。

貸借対照表とは「今、会社はどんな資産をいくら持っているのか?」そして、「その資産を買うために過去お金をどのように調達してきたか?」が表されています。

「貸借対照表」 見るべきポイントは

(1)自己資本比率 自己資本比率(%)=純資産÷総資産×100

会社が今持っている全資産は借金と過去に努力して積み上げた利益や出資金で買っているのです。自己資本とは株主からの出資や過去積み上げてきた利益です。

よって、自己資本が高いほど過去にちゃんと利益を出すように努力されている企業様という事で安全と判断されます。

50%以上あると優良とみられ、20%以下はリスクがあり、10%を切っていると経営が危ない可能性があります。一般的に、自己資本比率が40%を超える企業は倒産リスクが小さいとされています。

(2)固定比率 固定比率(%)=固定資産÷自己資本×100

固定資産というリスクもある資産を自己資本で賄えているのか? 固定資産とは、土地、建物、機械等、特許権等です。この資産達はピンチの時でも直ぐに現金化できないというデメリットがあります。

私の会社は自動車部品を作っている会社なのですが3年前コロナで売上が20%落ち、資金繰りが苦しくなっても固定資産を売って現金を得るという手段は取れませんでした。

建物や機械を売ってしまうと景気が回復した時に営業できませんし、それに買い手がすぐに付くというもの考えにくいのです。このように、固定資産はリスクがある資産なのです。

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