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「Slack AI」の日本語版を4月17日から提供開始

マイナビニュース / 2024年3月28日 17時15分

画像提供:マイナビニュース

セールスフォース・ジャパンは3月28日、都内でメディア・アナリスト向けの説明会を行い、Slack AIの機能と国内提供を4月17日から開始すると発表した。また、説明会ではグローバルにおけるデスクワーカーを対象にAIに関する最新の調査結果も発表し、業務におけるAI利用のトレンドを紹介した。
日本語で「Slack AI」の利用が可能に

冒頭、セールスフォース・ジャパン 製品統括本部 プロダクトマネジメント&マーケティング本部 シニアディレクターの山瀬浩明氏は「自動化の仕組みを簡単に作れる。これでけではなく、カスタマーアプリケーションも作成でき、100万を超える開発者がアプリケーションを構築しており、昨年にAIを使ったアプリ数は1万3000に達した。Slackを導入した94%のお客さまはROI(投資利益率)を実感している。AIもバンドルされているためAIの能力も感じられる」と述べた。

すでに、Slack AIは今年2月に米国と英国で英語による提供を開始しており、日本語での利用が可能になった。Slack AIの特徴は「検索の回答」「チャンネルの要約」「スレッドの要約」の3つ。

検索の回答では、ユーザーが会話形式で質問を投稿すると関連する会話データにもとづいて、Slack内のナレッジから明確で簡潔な回答を得られる。

また、チャンネルの要約はトピック間の移動も含めて、あらゆるチャンネルで重要なハイライトを抽出できる。

スレッドの要約ではワンクリックでスレッドの会話を迅速に把握して最新の状況に追い付くことを可能としている。

セキュリティに対しては信頼性と安全性を設計段階から確保しており、LLM(大規模言語モデル)はユーザーがすでにアクセス可能なデータにのみアクセスし、プロンプトへの回答に必要なデータにしかアクセスしないという。

さらに、データはSlackのLLMのトレーニングには使用されないことに加え、データはSlack内にとどまり、サードパーティのLLMで外部共有または処理されることあないとのことだ。

山瀬氏は「すでに、パイロットカスタマーは1人あたり週あたり97分の時間削減につながっている。企業内にはまだまだ自動化できるマニュアル業務が多数あるため、Slack AIを活用して生産性向上の余地はあり、今後も新機能の開発に取り組んでいく」と力を込めていた。
グローバルでAIの利用率は高まるも日本は停滞傾向に

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