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新社会人「月給20万円だと実際にはいくらもらえますか?」 - 給与明細の額面と手取りを解説

マイナビニュース / 2024年4月2日 11時0分

画像提供:マイナビニュース

今春、新たな門出を迎えた新社会人の皆さんにとって、初めてもらうお給料は感慨深いものでしょう。お世話になった人へのプレゼントを買ったり、自分へのご褒美を買ったり、初任給の使い道を考えるのは楽しいものです。しかし、給与明細を見て、「あれ? 思ってたのと違う!」とならないように、額面から何が引かれて手取りになるのか、給与明細の見方を確認しましょう。給与明細の見方がわかれば、そこから社会の仕組みが読み取れるようになりますよ。

給与明細の見方

会社によって給与明細の形式は異なりますが、多くの給与明細は次の3つの要素で構成されます。

1. 勤怠
2. 支給
3. 控除

1. 勤怠

勤怠の欄には、働いた実績が記載されています。勤務日数、労働時間、欠勤日数、有給取得日数、残業時間、深夜残業時間、休日労働時間、有給残日数など、ここに書かれている数字をもとにして給与金額を計算します。そのため、給与明細をもらったら、まずはここの数字が間違っていないか確認しましょう。確認する際に気を付けたいのが、締め日と支払日です。会社によって異なりますが、たとえば15日締め日、25日支払日であれば、前月16日から当月15日までの働いた分の給料が当月25日に支払われます。
2. 支給

支給の欄には、勤怠に記載された実績をもとに計算した金額が書かれています。基本給と手当で構成され、これらを合計したものが総支給額になります。

基本給とは、各種手当を除いた給与のベースとなる固定賃金のことで、年齢や勤続年数、経験や仕事内容などをもとにして決められます。

手当には、時間外手当、役職手当、資格手当、通勤手当、住宅手当、家族手当などがあります。通勤手当は、社会保険料の計算の際には、月給(標準報酬月額)に含めますが、所得税の計算では、所定の金額まで非課税となるため、総支給額から差し引きます。
3. 控除

控除の欄には、給与から差し引かれる社会保険料や税金が記載されています。社会保険料は、健康保険料、介護保険料、厚生年金保険料、雇用保険料です。税金は所得税、住民税が記載されています。総支給額から、これらの控除の合計額が差し引かれて、差引支給額として給与口座に振り込まれます。これが手取り(可処分所得)となります。
控除の金額はどのように決まる?

総支給額から社会保険料や税金などが控除されて手取りとなりますが、控除の種類と金額を詳しくみていきましょう。
*健康保険料

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