イオン、AI導入で店舗業務を一貫してサポートするシステムへ
マイナビニュース / 2024年4月5日 17時49分
流通業界の大手イオングループの中核企業イオンリテールは働き方改革のため進めてきた店舗DXがAIの更なる導入で完成に目途がついたことを発表した。4月21日からの全部門での「ワークスケジュール自動作成機能」実装と今春中の「新・販売計画支援システム」導入により働き方改革の総仕上げを行う。
○「ワークスケジュール自動作成機能」で作業時間が5割から8割減、「新・販売計画支援システム」で8分の1に短縮
同社では、2022年にチームの勤務計画を自動提案するAIシステム「AIワーク」を導入(ニュースリリース)、更なる業務効率化を目指し、AIで従業員の時間帯ごとの作業割り当てを自動化する「ワークスケジュール自動作成機能」と販売計画の作成を半自動化する「新・販売計画支援システム」を開発してきた。
4月21日より店舗全部門で実装予定の「ワークスケジュール自動作成機能」は、従業員の勤務シフトやスキル、業務内容をAIに学習させることで各従業員の時間帯ごとの作業割り当てを自動化。既に導入している部門では、半減から8割減の効果を出している。一方、今春中に予定する「新・販売計画支援システム」は、販売計画の作成を半自動化することで時間を8分の1に短縮。タブレットでの現場確認や指示の円滑化などのコミュニケーション機能も備え、現場での計画遂行をサポートする。
同社がこれまで実装してきた店舗業務支援システムは、AIオーダー(発注業務)やAI価格(値引き対応)などの客数予測に紐づくシステムからAIカメラやインカムと連携する情報共有ツール「MaIボード」による店内情報のリアルタイム共有などAIを広く活用するもので、今回の機能追加により"現場に合った計画遂行""業務の最適化""情報伝達の進化"という店舗業務を一貫してサポートする流れが完成する。2020年以降に実装するこれらシステムによる効果は年間約200万人時の創出になる試算だという。削減した時間は、売場での創意工夫や接客などの顧客満足度向上のために使うことができるようになる。
(竹中貴一)
この記事に関連するニュース
-
週刊コンビニエンスストアニュース ローソン、販売期限切れ「からあげクン」を活用した取り組み
ダイヤモンド・チェーンストア オンライン / 2024年4月25日 20時47分
-
ファミリーマートが「ファミマ・ワーク・システム」導入 勤務シフトなどを自動作成
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月25日 17時15分
-
スーパーの業務を、スマホで、ラクに現状把握「sinops-WLMS LOG」提供開始
PR TIMES / 2024年4月24日 10時45分
-
【イオンリテール】AIを活用した店舗DXのさらなる進化について
PR TIMES / 2024年4月5日 12時15分
-
ServiceNow、生成AIを強化したNow Platformの最新版「Washington, D.C.」
マイナビニュース / 2024年4月4日 5時0分
ランキング
-
1パッと見で分からない細かいこだわりも バッファロー開発陣に聞くWi-Fi 7ルーター「WXR18000BE10P」の秘密【後編】
ITmedia PC USER / 2024年5月1日 15時5分
-
2ジョージア大使、松屋にポーランド風ハンバーグ登場で心配「国際情勢に影響しかねない熾烈な戦いになりそう」
iza(イザ!) / 2024年5月1日 13時55分
-
3ドコモオンラインショップ、「iPhone 15 128GB」が4.4万円引きなどの「GWセール」を5月7日で終了
ITmedia Mobile / 2024年5月1日 17時21分
-
4「なんで嫌なの?」 エルフ荒川、収録でポロリした“本名”にスタジオ反響 本人はいたく恥ずかしがり「呼ぶのやめやあw」
ねとらぼ / 2024年5月1日 20時10分
-
5パイオニアの車載スマートデバイス「NP1」を試して感じたイイところ、ムムムなところ 音声操作前提のドラレコ&カーナビ
ITmedia Mobile / 2024年5月2日 6時5分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください