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Google、Androidデバイスによる大規模ネットワークで「デバイスを探す」強化

マイナビニュース / 2024年4月9日 7時5分

画像提供:マイナビニュース

米Googleは4月8日(現地時間)、クラウドソーシングによる新しいネットワークで強化した「デバイスを探す(Find My Device)」の提供を開始した。米国とカナダから展開し、ネットワークをグローバルに拡大していく。

従来の紛失デバイス探索機能では、対象のデバイスがインターネットに接続していないオフライン状態になると位置情報の更新が停止してしまう。新しい「デバイスを探す」ネットワークは、Appleの「探す」ネットワークと同じように、「デバイスを探す」ネットワークを利用するAndroidデバイスが相互に大規模なネットワークを形成する。位置情報を取得したいデバイスがオフラインであっても、「デバイスを探す」ネットワークの範囲内にあれば、Bluetooth経由で特定された位置情報がクラウドに送信される(Android 9以上)。世界中で利用されているAndroidデバイスによって、「デバイスを探す」の位置特定能力が向上する。

新しい「デバイスを探す」ネットワークでは、Bluetoothアクセサリーも利用でき、5月から6月にかけてChipoloとPebblebeeから対応するBluetoothトラッカー・タグが登場する。さらにeufy、Jio、Motorolaなどが、今年後半に対応するBluetoothタグを発売する予定となっている。また、JBLやソニーなどが対応するヘッドフォンでFind My Deviceネットワークを利用可能にするソフトウェア・アップデートの近日中の提供を予定している。

新しい「デバイスを探す」は、近くにあるものの探索にも優れ、探しているデバイスが近くにある場合、アプリに「Find nearby (近くを探す)」ボタンが表示され、デバイスとの距離の変化をユーザーに知らせることでデバイス探索を支援する。

同じアクセサリーを複数が登録して利用することも可能である。例えば、家族やルームメイトと共用している家の鍵やテレビのリモコンの管理、旅行時にグループでの荷物管理に「デバイスを探す」を活用できる。

プライバシー面では、位置情報をエンドツーエンドで暗号化し、近くにあるAndroidデバイスの情報もその所有者をGoogleが特定できない方法で「デバイスを探す」ネットワークに送信するなど、多層的な仕組みで保護を確保している。さらに、ユーザーは「デバイスを探す」ネットワークへの参加を自己の判断で管理でき、ネットワーク機能をオフにしたり、Find My Deviceネットワークの貢献を集約されない位置情報に限定することも可能である。
(Yoichi Yamashita)

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