加速する自治体DX!DXの現場からみる推進の実態と可能性 第3回 動き出す自治体DX 国内/海外の事例からわかる進化
マイナビニュース / 2024年4月11日 7時0分
本連載では、自治体DX(デジタルトランスフォーメーション)をテーマに現在の自治体DXの現状や推進するための具体策、事例などについて解説します。
アドビでは、PDFの作成や編集が可能な「Adobe Acrobat」、クラウド型電子サイン「Adobe Acrobat Sign」を行政にも提供していることから、自治体の担当者から相談をいただくことも多く、そうした体験の中で得られた知見をもとに解説していきます。
給付金電子申請・認可のデジタル化事例(奈良県)
奈良県庁では、中小企業への支援を迅速に提供するために給付金の申請および認可の業務をデジタル化しました。
これまで給付金申請受付に関連する業務は、職員の業務負荷が大きく、紙書類を中心とした複雑な審査プロセスとなっており、効率化が必要でした。そこで、雇用政策課において給付金電子申請システムを活用しました。
導入した給付金電子申請システムでは、申請する事業者は申請書をPDFで入力してオンラインで送信すれば申請が完了します。これにより、書類を印刷して郵送する手間が省けるようになりました。また、四則演算機能を用いることで、申請時の計算ミスを防ぐことができるようにしています。
一方、審査についても、申請案件の進捗管理がシステム化されたことで、申請処理漏れの防止や進捗状況を直感的に把握することができるようになりました。加えて、、申請の受領、審査、そしてデジタル署名による決定通知書の発行まで、オンラインで完結できるようになったのです。給付金申請プロセスにおける作業を電子化することで、職員の負担を低減しつつ業務を効率的に進められています。
奈良県庁は、この給付金電子申請システムの一部として、アドビの電子サインサービス「Adobe Acrobat Sign」を採用し、電子署名による通知書の発行や、給付金支給までのワークフロー全体をデジタル化しています。
その他の自治体における文書業務のデジタル化事例
コロナ禍において、外出の自粛の影響があったために通常の申請手続きが困難になり、早急な対応を行った事例として、母子手帳の申請業務のデジタル化を行った例があります。
これは、Webシステムの構築という形で早急に対応したため、画面設計やWebサーバ上への申請フォームの公開など、ITの開発スキルだけでなく、インターネットに公開するシステムのセキュリティや後負荷の対応の考慮が必要となった事例です。
この記事に関連するニュース
-
アドビ、「Acrobat AI Assistant」(英語版)の一般提供を開始
PR TIMES / 2024年4月17日 12時45分
-
5月24日(金)、スマホ市役所無料オンラインセミナー開催。全国で最速給付、マイナンバーカードを活用したスーパーファストパスで実現する「給付金DX」、岡山県総社市事例を紹介
PR TIMES / 2024年4月10日 10時45分
-
業務効率をアップするAcrobat ReaderとAdobe Scanによるモバイルデータ活用術
マイナビニュース / 2024年4月10日 7時5分
-
新潟県佐渡市が「クラウドサイン(R)︎」を利用開始
PR TIMES / 2024年4月5日 15時45分
-
Adobe Acrobatの電子サイン機能「Adobe Acrobat Sign」で電子帳簿保存法に準拠した電子契約運用が可能に
PR TIMES / 2024年4月2日 16時15分
ランキング
-
1佐野正弘のケータイ業界情報局 第125回 SIMフリーに消極的だったサムスン電子、なぜ「Galaxy S24」で方針を一転させた?
マイナビニュース / 2024年4月30日 11時30分
-
2「絶対美味しいじゃん」とXで話題! おかずにもなる「春キャベツと鶏そぼろのお味噌汁」がおいしそう
ねとらぼ / 2024年4月30日 7時0分
-
3東京駅の中身ってこうなってたんだ! 豆知識が詰まった手描きの断片図に「これ凄い!」「見ながら散策したい」の声
ねとらぼ / 2024年4月28日 19時45分
-
4「Vポイント」お得なキャンペーン全解説 新規の方は絶対読んでほしい
ASCII.jp / 2024年4月30日 7時30分
-
511年ぶりに出会った“本格的”Android搭載液タブ XPPen「Magic Drawing Pad」をプロイラストレーターがレビューして分かったアレコレ
ITmedia PC USER / 2024年4月30日 12時0分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください