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新時代のロボティクスを先導するADI - モータ制御に始まる効率化への貢献

マイナビニュース / 2024年4月11日 12時6分

画像提供:マイナビニュース

無数のデータが往来し活用される“情報化社会”では、デバイスの知能化・高性能化が進展している。固定電話から小型化し持ち歩けるようになった携帯電話は、今や通話機能だけでなく情報端末として生活に不可欠なスマートフォンへと進化した。また移動を高速化することが役割だった自動車も、その車内における情報提供や娯楽の充実など、インフォテイメントの向上が続いている。

こうした知能化の波は、今まさに産業界にも押し寄せている。人手不足や人件費高騰などの課題から、多くの生産現場ではロボットが活用されており、そこにも知能を付加することでより効率的な生産体制の構築が目指されるなど、まさに変革の最中だといえる。

半導体メーカーのアナログ・デバイセズ(ADI)は、こうした市場変化を受け、ロボティクス領域における未来のニーズを探索し、新たな製品を模索し続けている。同社が考える情報化社会の現在地、そしてADIが果たすべき役割とは。変革に向けた新たな試みに打って出た半導体メーカーの戦略について、同社のロボティクス担当者であるDonnacha O’Riordan氏に話を聞いた。

○事業活動において無視できない3つのメガトレンド

さまざまな業界に共通して訪れているメガトレンドとして、“サステナビリティ”、“サプライチェーンセキュリティ”、“労働力不足”が挙げられる。サステナビリティについては、マーケットでの存在感が大きいほどその取り組みが重視されており、今や投資家にとっての重要な判断基準の1つにもなるほど、企業のサステナビリティに対する責任が問われている。またサプライチェーン全体の安定性に対する関心は、昨今のコロナ禍でより際立ったといえる。社会全体が不安定になる中で、どのようにして製品を供給するのかといった点では、労働力の減少も製品供給の安定性を揺るがす要素であり、その解決のためにさまざまな技術の活用が求められているところだ。

こうした課題を打破するために欠かせない3つの要素として、O'Riordan氏は、“シームレスな通信技術”、“エッジでの情報処理”、“スマートパワーシステム”を挙げる。これらの技術は産業界におけるさまざまな分野で求められていて、特に日本市場で拡大中の領域で言えば、製造プロセスや工場全体の自動化、さらにはロボティクスでも必要とされている。そしてADIも、それらの領域をターゲットとした製品開発を進めているという。

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