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唐津海技短大が”航海専科”の学校として開校 - 第1期生の35名が入学へ

マイナビニュース / 2024年4月17日 16時0分

画像提供:マイナビニュース

国立唐津海上技術短期大学校(佐賀・唐津市)は4月8日、開校式および入学式を実施した。入学した18歳から37歳までの35名には、四級海技士(航海)の資格取得に向けた2年間のカリキュラムが用意されている。新入生、および学校関係者に現地で話を聞いた。

○■玄界灘の荒波を乗り越えて

日本全国から桜の便りが届けられる4月上旬。虹ノ松原で有名な唐津湾に面し、”舞鶴城”の愛称でも親しまれている名城 唐津城でもソメイヨシノなど約220本の桜が見頃を迎えていた。

そんな唐津湾に突き出した大島に位置する本校。これまでは中学校卒業者を対象とした唐津海上技術学校として(高等学校相当の)3年間の教育が行われてきたが、令和6年度からは高卒以上を対象とした2年制の唐津海上技術短期大学校として生まれ変わった。関係者によれば、機関科を持たない航海専科の海技短大としては、北海道の国立小樽海上技術短期大学校に次いで2校目になるという。

式典には新入生とその家族、そして来賓のほか、唐津海上技術学校の最後の卒業生となる25名の在校生も参加した。開校式では、独立行政法人 海技教育機構の田島哲明理事長が本校の開校を宣言。真新しい校旗を唐津海技短大の野村哲也校長に授与した。

続いて実施された入学式では、新入生を代表して航海専科 第1期生の阿萬さんが「将来、立派な船舶職員になるため、勉学に励むことを誓います」と宣誓。

そして野村校長は、式辞のなかであらためて本校の歴史を振り返る。そのうえで「この地で、これまで唐津海上技術学校が果たしてきた役割、長い歴史のなかで築いてきた伝統を継承し、さらに発展させることで、未来の海運業界を担う人材を育ててまいります」と野村校長。新入生に向けては、規律、誠実、勤勉、健康といった校訓を紹介しながら「皆さんは玄界灘の荒波のなかで修練を積むことになります。様々な困難や苦労が待ち構えていると思いますが、それぞれの目標に向かって果敢に乗り越えてください」と呼びかけた。

このあと唐津市長の峰達郎氏をはじめ、来賓から祝辞の挨拶。日本内航海運組合総連合会の栗林宏吉会長は「夢の実現を目指して、これからの貴重な学生生活で多くを学び、日本の海運業界を担う立派なシーマンになることを期待しております」という祝電が寄せられた。
○■なぜ航海専科校に?

入学式の終了後、新入生の阿萬さんが抱負を語ってくれた。「将来、航海士として貨物船に乗船し、荷物を運ぶことでたくさんの人の役に立てたら嬉しい」と阿萬さん。航海専科を設置する学校でより詳しいことが学びたいと思い、本校を志した、とはにかんだ。

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