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NTTデータ、テラスカイ株式を2割取得へ「日本一のエンジニア集団になる」

マイナビニュース / 2024年4月12日 19時26分

画像提供:マイナビニュース

NTTデータとテラスカイは4月12日、両社のSalesforce(セールスフォース)事業の強化に向け、資本業務提携を締結すると発表した。同提携によりNTTデータは、テラスカイの株式と新株予約権を取得し、今後テラスカイが発行する株式の20.12%を取得する。

NTTデータは、セールスフォースをはじめとしたCX(カスタマーエクスペリエンス)領域で3年後に500億円のビジネス規模拡大を目指す。他方のテラスカイは、グループ全体において3年間で計170億円以上の売り上げを目指すとのことだ。

NTTデータ「日本一のエンジニアグループ目指す」

テラスカイは2006年の創業時からセールスフォースに特化して事業を展開しており、最高難易度資格者も国内最大の5人を抱えている。また、セールスフォースの認定資格数も国内で2番目に多く有しており、認定資格者保持数6位のNTTデータと協業することで、4670人もの資格者を有することになり首位に立つ。

同日の記者会見に登壇したNTTデータ 取締役常務執行役員 テクノロジーコンサルティング&ソリューション分野担当の冨安寛氏は、「テラスカイは多くの優秀なエンジニアを抱えている。提携を通じて日本一のエンジニアグループを目指す。『NTTデータはセールスフォース事業を積極的に展開できていない』という認識を払しょくしていきたい」と述べた。

NTTデータは今回の提携を通じて、テラスカイが持つ人材とノウハウを、金融や公共インフラといったNTTデータが持つインダストリーアセットと組み合わせる。また、3月25日に商用提供を開始した同社の大規模言語モデル(LLM)「tsuzumi(ツヅミ)」を活用した生成AIサービスなども企画する。

さらに、テラスカイが進める地域自治体と連携したデジタル人材育成を両社で推進していく。「首都圏を中心に国内のセールスフォース人材の獲得と育成を加速する」(冨安氏)という。こうした取り組みを促進するため、テラスカイではしかるべき時期にてNTTデータより非常勤取締役1人の受け入れを行うなど、戦略的な情報交換を実施していく考えだ。

テラスカイ 代表取締役社長の佐藤秀哉氏は「テラスカイはまだまだベンチャー企業で、認知度が高いとはいえない。NTTデータの厚い顧客層に対してセールスフォースの導入を加速させていく」と、意気込みを見せた。

テラスカイ佐藤社長「当社の要望を汲んでもらった」

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