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『5・6東京ドーム』で井上尚弥と闘うルイス・ネリが契約体重を守らなかったら─。その不安が解消された!

マイナビニュース / 2024年4月15日 7時30分

画像提供:マイナビニュース

注目のスーパーファイトが目前に迫ってきた。5月6日、東京ドームで行われる4団体(WBA、WBC、IBF、WBO)世界スーパーバンタム級タイトルマッチ、井上尚弥(王者/大橋、31歳)vs.ルイス・ネリ(挑戦者/メキシコ、29歳)─。

34年ぶりとなる東京ドームでのプロボクシング興行は超満員必至。激闘にファンの期待は膨らむばかりだが不安要素もある。それは”悪童”ネリが、契約体重を守るか否か。もし体重オーバーが生じた場合、「世紀のイベント」が消滅の危機に瀕する。それを避けるべく大橋ジムの大橋秀行会長が講じた策とは?
○■多大な注目を集めた公開練習

「(世界王者になって)10年目に東京ドームで試合ができるのは何かの縁、大橋ジム30周年でできるのも感慨深い。絶対に成功させなければいけないという思いはいつも以上に強く、高いモチベーションで闘えます。自分に期待したい」
「4つのベルトを持って入場するシーンを見せられるのは、自分でも深い意味合いを感じる。バンタム級でも4団体統一を果たしたが、そのベルトを持っての試合(防衛戦)はしていない。今回は4つのベルトを掲げてリングに上がる姿をファンの方に見てもらえることを嬉しく思う」
4月10日、所属ジムで練習をメディアに公開した際に、井上尚弥はそう話した。

ネリ戦に向けて、すでに100ラウンド以上のスパーリングを行っており調整は順調なようだ。
この日、驚いたのはメディアの数。100人以上の記者、カメラマンが集まりジム内は身動きが取れない状態に。『5・6東京ドーム決戦』への注目度の高さを改めて感じた。

○■ネリは体重超過の常習犯

ただ、このビッグマッチには不安がつき纏っていた。
それは、ネリがこれまで複数回にわたり体重オーバーを犯していることである。
2019年11月、彼はWBC世界バンタム級王座次期挑戦者決定戦をエマニュエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と行うはずだった。しかし、体重オーバー。それでもネリは違約金で解決し体重を落とさぬままリングに上がろうとしたが、ロドリゲスに拒否され試合が中止になっている。

遡れば2018年3月、ネリvs.山中慎介(帝拳)のリマッチは忘れ難い。
前日計量でネリは、まさかの1. 3キロの体重超過。即座に彼の王座は剥奪されたが、試合は行われている。結果は、ネリの2ラウンドKO勝ち。
これには多くの批判があった。ネリの体重超過は確信犯的の可能性が高かったからである。

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