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「井上尚弥はM・ジョーダンのような特別な存在ではない! 俺はヤツの弱点を見つけた」“悪童”ネリに秘策はあるのか?『5・6東京ドーム』

マイナビニュース / 2024年4月24日 7時30分

画像提供:マイナビニュース

5月6日、東京ドーム『Prime Video Presents Live Boxing 8』まで、あと2週間を切った。4団体(WBA、WBC、IBF、WBO)統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチを闘う王者・井上尚弥(大橋)、挑戦者のルイス・ネリはともに最終調整に入っている。

4月21日に来日したネリは、その2日後の23日に帝拳ジムでメディアに練習を公開した。そこで彼が口にしたこととは? そして“番狂わせ”を起こすための秘策はあるのか?
○■「いずれが勝つにせよKOで決まる」

「5カ月間しっかりと練習をしてきてMAXのコンディションだ。世界戦に必要なメニューをすべて消化してきた。ここまでに出来に満足している。減量も順調で、過去の試合前よりも10~20倍良くカラダが仕上がっている」
公開練習直前、顎に髭を蓄えたネリは落ち着いた口調でそう話した。

集まったメディアから、さまざまな質問が飛ぶ。
──ドーピング検査は受けたのか?
「3回受けて、すべて陰性で何の問題もない。最後に受けたのは20日前だ」

──井上に対する現在のあなたの評価は? 以前のインタビューでは「井上は過大評価されている」とも話していたが。
「イノウエは、グレートなボクサーだ。スピードがありパワフルでキャパシティもある。
それでも過大評価されているとは思う。(マーロン・)タパレス(フィリピン)を倒すのに10ラウンドまでかかってしまう選手に過ぎない。バスケットボール界におけるマイケル・ジョーダンのような特別な存在ではないということだ」

──今回、井上と闘うことにはどんな思いがあるのか?
「4年前からずっと、イノウエと闘いたいと思っていた。彼と闘うために3回も次期挑戦者決定戦をクリアしたのに実現しなかったからね。WBSS(ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ/バンタム級で井上が優勝)への出場も希望したが出られず、凄く長く待った。ようやく闘える、とても嬉しい」

──「井上優位」の声が大きいが、それについては?
「当然だと思う。井上は無敗の世界王者だ。でも私にも勝機はある。2人にとって厳しい試合になるだろう。厳しさを感じるのは私だけではなくイノウエもだ。いずれが勝つにせよKO決着になる」

○■「イノウエの弱点を見つけた」

挑発的な質問もあったが、ネリは至って冷静に受け答えをしていた。
そして、彼の隣に座ったチーフトレーナーのサニール・ロサーナ氏も幾つか発言している。興味深いと思ったのは次の件だ。
「5月6日、イノウエは驚くことだろう。彼のスパーリングパートナーを務めたメキシコ人選手から話を聞いて意見ももらった。研究は終えており、すでに幾つかの彼のウィークポイントも把握している」

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