Visaが「大阪エリア振興プロジェクト」4月17日開始! タッチ決済を日本におけるスタンダードへ
マイナビニュース / 2024年4月16日 9時48分
ビザ・ワールド・ワイドジャパンは4月15日、大阪府において長期的・継続的なキャッシュレス決済の普及促進などを図る取り組み「大阪エリア振興プロジェクト」を4月17日から開始すると発表しました。特に中小店舗でのクレジットカードの対応を推進し、タッチ決済による利便性などのメリットを訴求することで、大阪府を皮切りに日本全国でのキャッシュレス決済の促進につなげたい考え。
○キャッシュレス普及に「数百万ドル投資」
同社のシータン・キトニー社長は、「何百万ドルという桁の投資をして進めていく。大阪府において成功裏に進められたら、大阪府を超えて全国に広げようと考えている」と意気込みます。
Visaはグローバルにおいて、地方自治体などと協力して決済に関する課題解決を図る取り組みを行っています。各国でそうしたニーズは異なっていますが、日本ではキャッシュレス決済のさらなる普及を目指す取り組みとして、まずは大阪府と協力して取り組みをスタートします。
○「Visaのタッチ決済」キャンペーンがスタート
Visaと大阪府、大阪観光局が2019年に締結した「観光振興・キャッシュレス決済の推進に関する連携協定」にもとづく取り組みで、まずは17日から「Visaのタッチ決済」のキャンペーンを開始し、タッチ決済の利便性やセキュリティをアピールして利用の拡大を図ります。
こうしたプロモーションやキャンペーンを継続的に長期間にわたって行うことで、キャッシュレス決済の普及に繋げたい考えです。こうしたプロモーションを通して、利用客だけでなく、事業者に対してもクレジットカードを使ったキャッシュレス決済のメリットを訴求していきます。
キトニー社長は、特に日本の中小事業者でクレジットカードの導入が進まない理由について、「クレジットカードの技術にアクセスできない、そうした技術に対する理解が進んでいない、クレジットカードの現状に対する認知が進んでいない、手数料の問題、などがある」と複数の課題があると指摘します。
クレジットカードを導入することでどういったメリットがあるか、どういったことができるのか、といったメリットの理解が進んでいない点が課題だとして、「大阪エリア振興プロジェクト」ではこうした課題の解消を目指して様々なパートナーとともにプロモーションなどを実施していく計画です。
例えば、消費者はクレジットカードのタッチ決済に対して高い満足度を感じており、決済が早く、便利になって、少額決済でもクレジットカードが使いやすくなったと感じていると言います。
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