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電気代が大幅値上げ、「電気・ガス料金の負担軽減措置」は5月まで…電気やガスはいつから、いくら高くなる?

マイナビニュース / 2024年5月1日 16時8分

画像提供:マイナビニュース

物価高対策として続けられてきた、「電気・ガス料金の負担軽減措置」。この負担軽減措置は5月使用分までで終了し、6月以降は補助がなくなる方向で進められています。また、4月使用分(5月請求分)の電気料金から、「再生可能エネルギー賦課金」が引き上げられます。

負担軽減措置の終了や再エネ賦課金の引き上げで、電気やガス料金はいつからどのくらい高くなるのでしょうか。電気・ガス会社ごとの料金や値上げ幅、家計への影響について解説します。

■「電気・ガス料金の負担軽減措置」とは

電気・ガス料金の負担軽減措置は、正しくは「電気・ガス価格激変緩和対策事業」と言います。近年、ロシアによるウクライナ侵攻などの世界情勢を背景に、燃料価格は世界的に高騰を続けています。これにより、エネルギーの9割近くを輸入に頼る日本の電気・ガス料金にも大きな影響が及んでいる状況です。

そこで、電気やガス料金の負担が重くなり過ぎないようにするため、政府による電気・ガス料金の負担軽減措置が講じられています。この措置により、料金単価から一定の金額が値引きされ、手続きをしなくても、直接的に料金負担が軽減されているのです。

負担軽減措置は、今年4月の使用分までは従来と同額の補助が行われましたが、5月の使用分については、従来の半分程度の補助に縮小されることが決まっています。さらに、負担軽減措置は5月までで終了となる見通しです。

なお、負担軽減措置によって補助された電気・都市ガスの値引き単価は、以下の通りです。

・2024年4月使用分まで

電気…低圧: 3.5円/kWh、高圧: 1.8円/kWh
都市ガス…15円/㎥ ※家庭及び年間契約量1,000万㎥未満の企業等が対象

・2024年5月使用分

電気…低圧: 1.8円/kWh、高圧: 0.9円/kWh
都市ガス…7.5円/㎥ ※家庭及び年間契約量1,000万㎥未満の企業等が対象

たとえば電気料金は、月の使用電力量が260kWhの場合、4月までは910円、5月は468円が補助されていました(いずれも低圧の場合)。6月からはこの値引きがなくなる分、料金が高くなることが予想されます。
■電気・ガス料金はいくら値上げする?

負担軽減措置の縮小や終了により、今後は電気・ガス料金の値上がりが心配です。また、軽減措置の縮小・終了に先立ち、4月使用分(5月請求分)からは、再生可能エネルギーの普及のため国が電気料金に上乗せしている「再生可能エネルギー賦課金」の単価が上がります。この影響で、大手電力10社全てで4月と比べて電気料金が高くなります。

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