DeepLが初の独自LLM搭載サービス「DeepL Write Pro」発表、適切な文体や語調を提案
マイナビニュース / 2024年4月26日 7時28分
DeepLは4月25日、AIを搭載した文章作成サポートツール「DeepL Write」のビジネス利用向けとなる新サービスとして「DeepL Write Pro」を発表し、CEOのJaroslaw Kutylowski(ヤロスワフ・クテロフスキー)氏が説明会に登場した。
○英語とドイツ語からサービス提供開始
同サービスは独自のLLM(Large Language Models:大規模言語モデル)を採用し、文章の推敲や円滑なコミュニケーションを支援する。まずは英語とドイツ語に対応するが、年内をめどに日本語にも対応予定だという。同社の翻訳ツール「DeepL翻訳」などで作成した英文などをDeepL Write Proに入力することで、より目的に適した言い回しや文体、語調が提案される。
グローバル展開する企業の社内コミュニケーションや顧客向けのメッセージ、契約書の作成などに利用できるという。企業活動における正確かつ安全なグローバルコミュニケーションの実現を支援するとのことだ。
○文章執筆の目的に応じて文体や語調を選択可能
2023年1月17日(現地時間)にベータ版がリリースされた「DeepL Write」は、文章を入力すると誤った文法や単語のつづりを示し、合わせて文章の修正案を提示する。ブラウザから無料で利用可能。
今回発表されたDeepL Write Proは上述の通りLLMを採用したことに加えて、企業での利用を想定したライティングをAIがアシストする機能も備える。文章を執筆する目的に応じて、文体(ビジネス、アカデミック、シンプル、カジュアル)と語調(フレンドリー、丁寧、自信に満ちた、情熱的)を選択可能。
また、TLS暗号化やテキスト削除など、エンタープライズクラスの利用を支援するセキュリティ基準を満たしているとのことだ。インフラはDeepL所有であり、すべてのデータは処理後に削除される仕様。なお、入力したデータはAIの学習には使用されず、第三者へ転送されることもない。
○自分らしい文章を書くためのAIツールを
DeepL Write Proは改善できるテキストの入力文字数に上限が設けられる無料プランのほか、1ユーザー当たり月額2250円の月払いプラン、月額1500円相当の年払いプラン(年額1万8000円)、50ユーザー以上の利用に対応するDeepL Write for Business(価格は要問い合わせ)の各プランを展開する。その他、DeepL翻訳と同時に利用することでDeepL Write Proが割引となるプランも提供する。
クテロフスキー氏は「ツールは単に文章を書くだけではなく、ユーザーが自分らしい文章を紡ぎ出すために使われるべき。そして、何かしらの平凡な表現を出力するだけではなく、その人らしい、あるいはその企業らしいプロフェッショナルな文章を出力するべきである。そういった思いでDeepL Write Proを開発した」とコメントしていた。
(熊谷知泰)
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